(NHLアイスホッケー)デトロイト・レッドウィングス vs シャークス Detroit Red Wings vs San Jose Sharks @Joe Louis Arena 2011/10/28

今年は休みをとれるのがこの時期のピンポイントに限られるため、しかも今年はNBAのゲームがロックアウトのため未だ行われていない(11月現在)ということもあり、思案の末、東海岸へ行くことにした。とはいいながらも28日は大したゲームもないため、航空券を周遊券にし、乗換のついでにデトロイトで一日降りて泊まることにした。
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 当然行くのは、ジョー・ルイス・アリーナである。3年ぶり、いや4年ぶりだろうか。ただ、アリーナに歩いていけるこの前泊った便利なホテルはつぶれてしまったようだ。仕方なくヒルトンに泊まる。デトロイトはほとんどの人が乗換でしか訪れない場所なので、ホテルの値段が安い。ヒルトンとかでも1万円以下で余裕でとれたりするのだ。アリーナはピープル・ムーバーというモノレールで行けばすぐである。
 
ジョー・ルイス・アリーナは、全然変わってないといえば変わっていない。この日はミスター・ホッケーの称号を持つ大選手、ゴーディ・ハウが著書のサイン会を行っていた。ただ別に黒山の人だかりができるというわけでもなく。特別に珍しいイベントでもないということだろうか? もはや知らない人も多いってこと? もちろん私自身もプレイしていた姿も映像ですら見たことないし。サインならほしいと思ったが、本込みで70ドルなので、ちょっと手が出なかった。
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 レッドウィングスの今日の相手はサンノゼ・シャークス。シャークスはこのオフシーズンに近年稀にみる?大改革を行った(DevilsのディフェンスColin Whiteが加入とか)。中でも衝撃だったのは主力の2人Dany HeatleyLW)とDevin SetoguchiRW)をミネソタに放出したことだろう。少なくともSetoguchiは、シャークスの将来を任せるべき人材だとチームも思っているのだろうと信じていた存在だけに、驚いた人事であった。代わりに今季ミネソタ・ワイルドから加入したのは、Martin HavlatLW)と Brent BurnsD)の2人。彼らがどのように機能するのかを見る上でも、おもしろい試合なのである。チケットもホッケーを見るには、一番いい席をゲットできた。
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  ゲームは、最初はレッドウィングスが押しているように見えた。先制もZetterbergのゴールではあった。しかしシャークスの方が上手であることは、徐々に見えてきた。デトロイトに攻めさせているが、それを完全に受け止めた上で、シャークスはその隙を抜いて攻勢へと転じる。シャークスのゴールを見れば、ゴール前で完全にゴーリーとの1対1の状況を作ったり、フリーな人間を見切ってのパスを生かしたものだったり、ディフェンスを抜き去った上でのものばかりであった。一方、レッドウィングスは攻めはするものの、決め手を欠いているのは明らかだった。つまりデトロイトの攻撃が万策尽きたところでシャークスが反撃を開始するような感じだったといえばいいだろうか。第2ピリオドのHolmstromのゴールは、Datsyukのシュートをスティックで流れを変えたもので、ゴーリーNiemiもさすがに止められなかったラッキーなものだったようだ。でも、この2-2となる同点ゴールがなかったら、もっと試合はひどいものになっていたかもしれない。結局、第3ピリオド後半になっても、レッドウィングスは攻めきれず、まるですべての技を封じられたかのように最後はエンプティネットゴールを決められ試合終了。スコアは4-2。
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Lidstrom(D)を擁するレッドウィングスを相手にしてのこの試合巧者ぶり。今年こそシャークスはいけるかと思ったが、でもデータ的にシャークスは、レッドウィングスに対しては、アウェイであっても強かったらしい。実は相性がよかったようだ。結構、乱闘寸前までいったシーンがいくつかあったのは、そういう経緯があったのかもしれない。
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ミネソタからの加入組だが、このゲームに関して言えばMartin HavlatLW)の活躍が光っていた。ただこれまでのトータルのスタッツを見てみればどうだろうか? 一方、ミネソタに行ったDany HeatleyLW)とDevin SetoguchiRW)が昨年度に勝るような活躍をしているのを見ると、正直このトレードはどうだったのか?と思えてくる。いずれにしても今年もシャークスは、Thornton(C)やMarleau(LW)と心中するつもりのようなので、よろしくです。
 
今度こそオフィシャルのハイライト映像に、自分の姿を見つけられるかと思ったが、ダメだった。残念である。
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シャークスは、このゲームを含むアウェイ6連戦を、見事5勝1敗で乗り切ったようだ。ということで、今シーズンもなかなか楽しみではある。結局デトロイトはこの日だけの滞在。翌日はニューアークへと飛ぶ予定。
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