2009/11/29(NFLアメリカンフットボール)San Francisco 49ers vs Jacksonville Jaguars @ Candlestick Park

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 11月29日は日曜日なので、当然NFLを見に行くつもりだったのだが、この日、オークランド・レイダースはアウェイに出ている。そこで特別な思い入れはないのだが、サンフランシスコ・49ers(フォーティーナイナーズ)を見に行くことにした(残念ながらジョー・モンタナの時代は、まだアメリカン・フットボールに関心がなかったため全然知らないのだ)。

 49ersのホーム、現在はキャンドルスティック・パークと言うのだが、基本的に車でないと行けないような不便なところにあるので、今回レンタカーもあるので好都合ということで出かけることにした。1時間前に着いたのだが、駐車場はずいぶん遠いところに止めさせられた。この日は天気も良くて風光明媚で実にいいところであったが、まあでも陸の孤島である。周りには特別何もない。正直また来ようとは思わないところだったので、写真だけは撮ってきた。

 この日の試合の相手はジャクソンビル・ジャガーズだったので、モーリス・ジョーンズ・ドリューのいい走りが見れりゃOKだと思っていたのだが、何とも言えない退屈なゲームだった。ジョーンズ・ドリューはロンゲストゲインがわずか12ヤードのトータル75ヤード(それでもこのゲームではトップのラッシング)。ジャガーズQBのギャラードはとにかくサックされまくり。最終スコアは20-3で49ersの勝利。ジャガーズの持ち味は何も出ず、借りてきた猫のような別チームみたいだった。それだけ49ersのディフェンスが良かったということなのだろうが。

 特にいい席を必死こいて買うつもりはなかったので、座席はアッパーボックスにした。値段は81ドル。それでもけっこう高いと思う。元々、野球場だった場所だからシーティングチャートを見るとずいぶん変則的な座席の作りのスタジアムである。あえてそこの席は取らなかったのだが、実際行ってみると作り的にそれほど違和感はなかったように思う。けっこう寒いかなと思って厚着をして行ったが、天気も良かったのでわりと暖かかった。

 49ersの先発QBはアレックス・スミス。ドラフトナンバーワンピックがようやく先発の座をつかんだわけだが、この日も期待に違わぬパフォーマンスを見せてくれた。しかし驚きはTEヴァーノン・デイビスだった。今年大ブレイクしたデイビスだが、これがタイトエンドなの?と思う動き、スピード。捕る時はほぼ確実にワイドオープンになっている。繰り返すが、彼はタイトエンドなのだ。QBスミスの活躍も、デイビスがいたからこそだというのが納得できるほどであった。そして今年のドラ1、マイケル・クラブトゥリー。ずっと契約でゴネていて、今年プレイするのかと言われていたと思うが、シーズン半ばでようやく出場、この日も出場したのだが、確かにすごいわ。周りからもどよめきが上がるくらい。スタッツ的には4キャッチ、54ヤードなのだが、実に記憶に残るプレイだった。例えて言うなら一人だけ別の時間で動いているような感じ。それだけの素早さを感じるのだ。特にアフターキャッチの動き。ディフェンダーの動きを一瞬にして完全に見切っているのだろう。ハイライトを見てもらえればわかると思う。しかし何でオークランド・レイダースは彼を取らなかったんだろうね。ほんとわからん。

 それにしてもこの日のジャガーズはひどかった。とにかくQBギャラードは倒されてばかりという印象しかない。プレイバイプレイを見返して見ると、6回もサックを受けていた。実際にスタッツを見ると307ヤードを投げているのだが、えっ、そんなに投げてたっけ?と驚いたほど。サックされるだけでなくて、それがファンブルになってリカバーされるという展開も多く、何も実になるものがないという結果。おまけにランは走れない。何か現在のオークランド・レイダースを見ているかのような既視感におそわれるのだが、これはこの時点では勝ち越していたチーム、ジャクソンビル・ジャガーズの話なのである。たまたまこの日、運がなかったと言えばそれまでかもしれないが、49ersのディフェンスのすごさを見せられた。これが今年勝率5割をあげたチームの強さだろう。まあでもゲームを見ている方としては、実につまらなかった。

 この日このゲームが終わってから、再びスタンフォードに戻るつもりだったのだが、スタジアムの下の方に降りていって遊んでいたら、帰りは見事に渋滞に巻き込まれてしまった。色々裏道や山道に入ったりしたのだが、みんな考えることは同じ。しかし進まんなー、失敗したと後悔。実はスタンフォードのバスケットを見るつもりだったのだが、着いた頃には試合開始30分前くらいで、ホテルに戻るどころか、ご飯を食べる時間もなかった。