Notre Dame Fighting Irish @ Stanford Cardinal 2009/11/28(NCAAカレッジフットボール、スタンフォード大学)③

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 試合終了後は、観客もみんなフィールドに降りて、大祝勝会である。この光景、決してNFLでは味わえない感覚で、だからカレッジフットボールはおもしろい。選手にサインをもらう者、写真を撮ってもらう者、話し込む者、実に様々である。さらにそれをマーチングバンドが盛り上げる。トビー・ゲーハート(7 RB Toby Gerhart)は会見があるのか早々に引き上げたようで見れなかったが、私も写真を撮りまくった(83 TE Jim Dray、43 LB Chike Amajoyi、9 CB Richard Sherman、82 TE Coby Fleener、94 DE Thomas Keiser、48 FB Owen Mereric、87 WR Warren Reulandなどがいた)。ホームの最終戦だからということもあるのだろうが、最高の盛り上がりを見せてシーズンが終わった。

 Gerhartは結局ハイズマン賞を取れなかった。それでもハイズマン賞を取ったアラバマ大学のRB、マーク・イングラム・ジュニア(Mark Ingram Jr. 父親も有名な選手)には、1位の得票差でたった5票(全体でも28票差)という僅差で堂々の2位だった(賞の選考は記者達が最優秀選手を1位から3位まで選んだすべての得票数で決まる)。実は、Gerhartは獲得ヤードもラッシングタッチダウン数もIngramよりは上回っていたのだが、そこはチャンピオンシップを目指したチームをということの差だろうか。なんか最近のハイズマン賞は、学生最後の年に受賞するものでなくなったからつまらないね。

 その後スタンフォードは9年ぶりかなんかにボウルゲーム(Sun Bowl)に進むことになった。残念ながら例年に比べ弱かったはずのオクラホマに31-27で負けたのだが。Gerhartは135ヤード、1タッチダウンと決して評価を下げることにはならなかったと思う。ちなみにQB Luckは指のケガで出られなかったらしい。

 間違いなくGerhartは今年のドラフトにはかかるだろう。しかしその評価は決して高くない。1巡目でもないかもしれない。トップスピードでは黒人RBには劣るし、彼のパワーやブレイクタックルの能力は、学生だから通用するのでプロのディフェンス相手ではどうか?ということらしい。カリフォルニア出身の彼だからできればカリフォルニアというか西海岸のチームに行ってほしいなとは思う。彼はFBとしては使えないのかな? ものすごい武器になるとは思うが。マイク・オルストットみたいな選手になれるかもしれないし(Gerhartがブロックをちゃんとできるのかどうかわからんが)。

 まあ今年はともかく、Gerhartがいない来年のスタンフォードがどうなるのか、心配になるこの頃である。