Stanford Cardinal vs Notre Dame Fighting Irish @ Stanford Stadium 2009/11/28(NCAAカレッジフットボール、スタンフォード大

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 2009年は2年ぶりにサンフランシスコに行くことにした。というのも2年くらい前から、NCAA Football(EA Sports)というゲームにはまっており、何としてもカレッジフットボールを生で見たいと思ったからだ。

 ちなみにNCAA Footballというゲームはどこがおもしろいのかというと、ネットですべての大学の実名選手のロースターをダウンロードでき、そこでプレイして実績を作ったドラフトクラス(ドラフト指名候補選手)をMADDEN Football(EA Sports)にそのまま流用できるところだ。つまりNCAAで自分が動かしていたり対戦していた有力選手が、今度はルーキーとしてマッデンに現れるわけで、楽しみが倍増というか増幅されるのである。

 私は主としてNCAA Footballをスタンフォード大学でプレイしていた。ほんとのことをいうと数々の名選手をNFLに送り出しているUSC(南カリフォルニア大学)の方が好きなのだが、フットボールに関して言うとUSCは強すぎて(選手の能力値が高すぎて)つまらないというか、それ相応の成績を残さないと申し訳ないというか情けない感じがして控えていたのだ。かといって全くよくわからない大学でもつまらないので、できればカリフォルニアの方がいいか、できれば赤のユニフォームがいいかなどということで選んだのがスタンフォードだったわけだ。が、はじめたらはじめたで思いはスタンフォード一直線になってしまった。

 ということでNCAA Footballで実際に動かしていたあの選手達を見たいと、スタンフォード大学のチケットを取った。まあ実際の学生さんやアメリカ人のファンからすれば、なんちゅう不純な動機やと思うだろうが、まあそんなもんである。

 基本的にカレッジフットボールは毎週土曜日の開催で、1週間も休みを取れるわけでもないのでカレッジフットボールは1日のみということで、それに前後してどうせならバスケもやっている時期がいいかなと色々パターンを考えていたのだが、結局すぐに休みは取れず、気が付いたらスタンフォードは最終週、ノートルダム大戦を残すのみになってしまった。チケットは65ドル。カレッジのゲームでは高い方でしょう。ちなみにこの週は我がオークランド・レイダースはアウェイでいない。当然レイダースも見れるものと思っていたのだが仕方がない。それでも何となくスケジュールは組んだので実行した。

 サンフランシスコ空港でレンタカーを借りた。去年と同じフォード・フォーカスで予約したのだが、車がないという話で代わりにプリウスを貸してくれた。ということで今回の我が愛車はプリウスに(1枚目の写真、手前の黒のやつである)。いやー、快適やわ。こんなにガソリン減らんかと思うほど、減らんし。しかしビビリなんで、みんながビュンビュン飛ばす中、90マイル以上はなかなか出せない。

 スタンフォード大学には、学生の時に初めてアメリカに行った時に1回と、2年前に1回と今回で3回目になる。BARTとカルトレインを乗り継いで行けば普通に行けるし、バスでも行けるのだが、とにかく接続はじめ時間がかかったことだけはおぼえているので、今回レンタカーを借りた。1時間はかかるかと思っていたのだが、自分で車を運転してみるとこんなにアッという間かと30分ほどでパロ・アルトに着いた。

 パロ・アルトはスタンフォードの大学街といってもいいような街。ウェスティンに泊まれば歩いて行けるのだが、さすがにエクスペディアでも高かったので、近くのホテルにチェックインする。なかなかいいホテルであった。何よりすぐ近くにタコベルがあることだけで私は満足であった。

 いよいよスタンフォード・スタジアムへ行くのだが、余裕をこいてしまったために失敗した。いやもう大渋滞である。しかも駐車場が一杯で見つからない。カレッジフットボールを甘く見ていた。スタジアムに着いた頃にはもう試合ははじまっていた。しかしゲームでさんざん見ていたスタンフォード・スタジアム、一種の感慨である。

 驚いたのは、ノートルダム大学はスタンフォード大学のライバル校であり、必ず一年に一回対戦がある恒例のゲームで、私がチケットを買ったのはスタンフォードのサイドではなかったのだが(スタンフォード側は売り切れていたのか買えないようになっていた)、ノートルダムのファンばかりでアウェイ感すら感じてしまうほどだった。さすが強豪ノートルダム大学ファイティング・アイリッシュである。とはいっても実際ノートルダム大学があるのはインディアナ州。それをこんな離れたカリフォルニアの地で、ここまでサポーターがいる(集まる)ことにビックリである。客層は老若男女、まさに様々。彼らがみんな元学生だったりするのかと思うと、アメリカのカレッジスポーツの浸透度に感動する。

 肝心の試合の方であるが、これがまた最高のゲームであった。このゲームを見るだけで来た甲斐があったといってもいいほど。ずいぶん前置きが長くなってしまったので、詳細は次回に。