2014/11/7 Eddie Money @ The Canyon Club

 翌、11月7日は、前日が怒涛の忙しさでもあったので、ゆっくりすることに。というか、ほんとにスポーツにしろライヴにしろ、良さげなものが何にもないポッカリ空いた日になってしまった。ということで、この日に選んだのはエディー・マネーのライヴである。他にもウィーザーなどがこの日ライヴを行っていたのだが、多分日本にも来て見れるだろうと思い、80年代に一世を風靡したロックアーティストのライヴを見に行くことにした。エディー・マネーは、80年代流行っていたゴリゴリのギターロックではなくて、シンセなどを生かした独特のアレンジだったり、他のアーティストとはちがう新鮮な響きがあって好きだった。おそらく昔は来日して公演もしたはずだが、自分は記憶がなかった。ほかのアメリカのアーティストのように、まだ演っているんだということにはもはや驚きはなかったが、おそらく日本ではもう見ることができないだろうと思って、こちらを選んだ。
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 昨日の教訓もあって、時間通りには着いておこうとは思った。場所はマリブに近いアゴーラ・ヒルズという町のザ・キャニオンというライブハウスである。せっかくLAに来たので、途中吉野家に寄って、牛丼とクラムチャウダーを頼む。アメリカの吉野家には、クラムチャウダーがあり、これが何気においしくて大好きなのだ。夜、遅くダウンタウンまで戻るのも面倒くさいので、ホテルも近くにあるウッドランド・ヒルズという町で取る。その方が次の日に移動でLAX空港に行くには距離的にもほとんど変わらず便利なのだ。
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 おそらくブラック・ミュージック系のライブは行われないと思われるロック系というよりは、カントリーなどが行われる箱であろう。でも、入ってすぐに仏像のようなモニュメントが置いてあったりする、おしゃれというよりも不思議な空間だった。もちろん客は、白人のおじいちゃんみたいな人ばかりで、アジア人なんていないね~。中にはテーブル席があり食事も食べている人もいれば、椅子だけの席があり、スタンディングの空間もありといった感じ。ビルボードブルーノートみたいな堅苦しい感じは一切ない。
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 結局、やはり、時間通りには始まらず(前座バンドが登場)、1時間以上経った後、ほとんど夜10時くらいに本人登場。さすがに当時の印象とは程遠く、ぽっちゃりした印象。でも、何だろう。時折知っている曲がいくつもかかって歌えたりする、こんなヒットパレードみたいなライヴは実にいいものだと思った。普段は全く振り返りもしないが、当時の曲は聴くと覚えているから不思議だ。席を立って踊りだすおばさん方、多数。多分、知っている曲はほとんどやってくれたんじゃないかな。もちろん、彼のトレードマークだったサックスも披露。
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 なんと、彼の息子がドラマーで、何曲かバンドメンバーとしてもドラムを叩いたりしているみたいで、紹介されて盛り上がっていたのが印象的だった。名曲”Take Me Home Tonight”の女声ボーカルは、前座バンドの女性ボーカルが出てきて歌っていた。前座バンド込みで一座みたいなものか。エディー・マネー本人は、演奏が終わってからもサイン会に励んでいた。精力的だね~。さすがに別料金を払ってまでサインをもらう気になれず、写真だけ撮ってここは終了する。
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