Jay-Z The Blueprint 3

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 もう出てだいぶ経つが、最近こればっかしである。これこそヒップホップだ。

 やっぱり”D.O.A. (Death Of AUTO-TUNE)”なんかを出せるのはこの人くらいだろう。「お前ら歌いすぎ。ラップに帰れ。(You niggas singin' too much. Get back to Rap.)」なんてまさに痛快だ。アルバムの中に、ちゃんとリリックも載っけているところが潔い。

 でもこのアルバムで多くの曲のプロデュースをしている蟹江は、『808s & Heartbreak』ではオートチューン全開だったんやけどな。そこは当たり前だが不問というわけだ。

 ”D.O.A. (Death Of AUTO-TUNE)”のプロデュースはNo I.D.で、この曲には蟹江は全く関わっていないことになっている。No I.D.のこのトラックはものすごくいいのだが、どうせなら蟹江の曲を使ったらもっと笑えたのになーと思うのだが。どうせヒップホップの世界は何でもアリなんだから。

 The Blueprint 3 のこのCM↓がむっちゃ好きである。実にうまい。わかる人にはわかる、これまでのJay-Zのアルバムジャケット全再現である。振り返ってみれば、これまでいかにジャケットを簡単に適当に作っていたかということだけども。

 思えば今回はじめてジャケットに凝ったわけだ。自分の写真を使ってないのも初めてだ。しかし、ブループリントの3作目ということで、この赤の3本線なのだろうが、なんかソフトバンクみたいで嫌なのよね。U2のジャケットもこんなんだったな。あれこそまんまソフトバンクだった。意味がわからん。