NBA2K8 Soundtrack: J Dilla feat. Q-Tip & Talib Kweli - "Lightworks" (PS2,PS3,XBOX360)
NBA2K8というゲームをご存じだろうか? PS3やXBOXで展開している、NBAバスケットのゲームでは人気の1,2位を争うシリーズなのだが、このサウンドトラックがすごいのである。もちろんdilla好きの方ならば、彼がトラックを提供したことで知っているだろう。
ゲームのリリースが2007年だから、実際の製作は2006年、dilla本人がどこまで製作できたのかは微妙だが、私はここに含まれているdillaの曲のヴァージョンがほんとに好きなのである。
Artist - Song
J Dilla feat. Madlib (Jaylib) - "The Official (2K8 Mix)"
J Dilla feat. Q-Tip & Talib Kweli - "Lightworks"
J Dilla feat. Common - "E=MC2"
Run-DMC - "Sucka MC's"
Stone Roses - "Fool's Gold"
Breakestra - "Getcho Soul Together Pt. 2"
Fishbone - "Skankin to the Beat"
Tommy Guerrero - "Molotov Telegram"
Percee P - "Throwback Rap Attack"
Quasimoto - "Chrome Dreams"
Devo - "Through Being Cool"
Quantic - "When You're Through"
J-Rocc - "Cold Heat Megamix"
Cut Chemist - "Bunky's Pick"
Billy Ball & The Upsetters - "Tighten Up Tighter"
The Highlighters Band - "Funky 16 Corners"
A Guy Called Gerald - "Hurry to Go Easy"
Sonic Trip - "Energy Play"
Baron Zen - "Turn Around (Peanut Butter Wolf Instrumental Mix)"
Finley Quaye - "Ultra Stimulation"
G-Love & Special Sauce - "Shooting Hoops"
Ernie & The Topnotes - "Dap Walk"
The Fabulous Jades - "Cold Heat"
J Dilla feat. Madlib (Jaylib) - "The Official (2K8 Mix)"
J Dilla feat. Q-Tip & Talib Kweli - "Lightworks"
J Dilla feat. Common - "E=MC2"
Run-DMC - "Sucka MC's"
Stone Roses - "Fool's Gold"
Breakestra - "Getcho Soul Together Pt. 2"
Fishbone - "Skankin to the Beat"
Tommy Guerrero - "Molotov Telegram"
Percee P - "Throwback Rap Attack"
Quasimoto - "Chrome Dreams"
Devo - "Through Being Cool"
Quantic - "When You're Through"
J-Rocc - "Cold Heat Megamix"
Cut Chemist - "Bunky's Pick"
Billy Ball & The Upsetters - "Tighten Up Tighter"
The Highlighters Band - "Funky 16 Corners"
A Guy Called Gerald - "Hurry to Go Easy"
Sonic Trip - "Energy Play"
Baron Zen - "Turn Around (Peanut Butter Wolf Instrumental Mix)"
Finley Quaye - "Ultra Stimulation"
G-Love & Special Sauce - "Shooting Hoops"
Ernie & The Topnotes - "Dap Walk"
The Fabulous Jades - "Cold Heat"
上の曲目リストを見てもわかるが、この選曲の偏り方はすごいでしょう! オートメーターがミックスに関わっているとのことだが、こんな、どメジャーなゲームでこういう選曲が許されること自体が驚きでしょう。実際このゲームのサウンドトラックアルバムが存在するように言われているが、残念ながら私はその盤を見たことがない。当時大々的に出せば、結構売れたのではないかと思うほどの充実である。
私が好きなのはやはり『donuts』にも入っている曲、"Lightworks"なのだが、このNBA2K8のヴァージョンでは、タリブ・クウェリとQ-Tipがラップを加えている。これがまたむっちゃ味があってカッコイイのだ。クウェリはすごい。一言発しただけで空気を変えてしまう。
J-Dilla Feat. Talib Kweli & Q-Tip- Lightworks
J-Dilla Feat. Talib Kweli & Q-Tip- Lightworks
このNBA2K8での"Lightworks"の音源がないのかと捜していたのだが(人から言われて後で気付いたのだが、なぜかPS3から音を起こすということはその時全く思いつかなかった!)、最近手に入れたQ-Tipの"Gettin' Up"のEP(プロモ盤)に入っていて、すごく得した気分になったのだ。
元々2分半にも届かない曲なのだが、このEPのヴァージョンでは最後にバスタ・ライムズのパートが入っていて、3分を超える曲になっていた。これもなかなかいい。ちなみにProd.はdilla名義であった。
そこで思ったのは、これってどっちのヴァージョンが先だったのかってことだ。NBA2K8では権利の問題でバスタのパートを切らざるを得なかったのか、dillaがバスタを入れたくなかったのかなどの理由が考えられるが、本当はどうだったんだろう。実際この”Lightworks”で、dillaが作ったのはどこまでだったんだろうとなどと色々気になったわけだ。
これも後で気付いたことだが、NBA2K8のヴァージョン(バスタが入ってない)の"Lightworks"は、Peanut Butter Wolfのコンピレーション盤『2k8 B-Ball Zombie War』に入っていることがわかった。ここでの曲名は、なぜか"Lightworking"になっている。このアルバムは、タイトルからしてNBA2K8がらみで制作されたものだと思うのだが、なぜか実際のゲームにも収められている曲は"Lightworks"くらいしかないという不思議なことになっている。
ということでこのNBA2K8、独立したサントラアルバムは出ていないと思われるので、NBA2K9が発売された現在(2K9は2K9でまたかなりおもしろい選曲をしているのだが)、2K8の方は相当格安になって売られているので、今からでも購入する価値はあると思います。
ちなみにNBA2Kシリーズは、NBAのゲームの中でも実際のゲームプレイに最も近いリアルさを再現していることで知られています。その他のこまごました演出には、かなり不満なところもあるのですけど。まあそんなことはどうでもいいことですね。