2014/11/10 Los Angeles Clippers vs. San Antonio Spurs @ Staples Center (NBA Basketballl)

 11/10(月)は帰国日ではあり、デトロイトからLAに戻る。今回、国内線はデルタで別に取った。しかも片道分はマイルを貯めた特典で済ますことができたから、料金的には片道分しかかからない。国際線はANAなので、荷物を受け取ってチェックインをし直さないといけないが、空港にそのままいなくてもいいので外に出ることができる。なので、この日の移動はできるだけ早めに出て、LAに着くようにして、一日もないのだが荷物もあるので、車を借りて移動し、LAで行きそびれた場所にも行き、なおかつこの日のステイプルズセンターでのクリッパーズのゲームのチケットも買っていたので見ることにした。Stubhubにて購入。実際、帰る時間を考えると、ゲームは微妙に最後まで見れないので、そこは仕方ないとあきらめて、チケットはできるだけ安い2階席にした。

 車はなじみのニッサンVERSA。しかもまた赤色である。ついていると思った方がいいのか、LAを満喫させてもらった。
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 今回、特別に考えたのは、ゲームを最後まで見ては飛行機に間に合わないだろうということで、さらに他の客の帰るラッシュに巻き込まれるのもダメだろうということで、Stubhubで、チケットだけでなく、パーキングのパスも買ったことだ。いつもステイプルズセンターに行く時は近くのホテルに泊まっていて、歩いて行っていたから、飛び込みの駐車代の料金はいまいちわかってはいないのだが、間違いなく30ドルはかかるだろうと思い、Stubhubで約30ドルでパーキングパスが買えたので、飛びついてみた

 今まで歩いてしか行ってなかったのでわからなかったが、ステイプルズセンターの周りには屋根のついた屋内駐車場がいくつもあり、車で乗っていても自分の駐めるべき場所はすぐわかった。車で入っていくと係の人がいて、紙で出力したパーキングパスを見せると、あそこに駐めろと言われる。特別細かいスペースまで指定されているわけではなく、しかも1時間半前くらいについたので、他の車もほとんど来てなくて、結構近くに駐めさせてくれた。これは便利だ。
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 クリッパーズは、クリス・ポールが来てから見るのは初めてだ。この日の相手は、ディフェンディング・チャンピオンのサンアントニオ・スパーズ。相手にとって不足はない。クリス・ポールが来てからというのも、あのクリッパーズが史上初めて優勝候補とまで言われるように変わった。そしてこのシーズンはどうなるか? 昨シーズン優勝したスパーズにどこまで迫れるか? ダンカン、パーカー、ジノビリは年を取ったといえ、カウイ・レナードという新たなスターが生まれ、ダニー・グリーン、ボリス・ディアウなど選手層の厚さは驚くべきものがある。シーズンはまだ始まったばかりだったが、この日まで両チームとも勝敗は五分くらいで、決して順調といえる滑り出しではなかった。関係ないけど、今はどこのアリーナもフロアを使ったプロジェクションマッピングの演出があるよね。
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 第1クォーターが始まった。先に飛ばしたのはクリッパーズ。ブレイク・グリフィンが連続でポイントを決める。この人は才能はあるのだが、いつも後先考えず動いている印象。最後まで持つのかどうか心配になってしまう。スパーズではやはりレナードが抜群の動きを見せていた。完全にスパーズは彼のチームになったなという印象。クリッパーズが突き放そうとするのを確実に止めていた。クリッパーズは脇役マット・バーンズが3ポイントを決めるなど仕事を果たす。この人はもっと評価されてもいいのにとほんとに思う。第1クォーターが終わって、20-14でクリッパーズがリード。
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 第2クォーターになると、クリッパーズはジャマール・クロフォードが活躍を見せる。そして、スパーズはこれまでクリッパーズの動きを様子を見ていたかのようにダンカンが動き出す。ダンカンそじてレナードのコンビが恐ろしいほど機能し始めたかと思うと、さらにジノビリも覚醒し始める。クリッパーズは何とかグリフィンが応戦するが、後半3分以上クリッパーズが全く得点できないという状況が生まれ、スパーズディフェンスの怖さを見せられた。第2クォーターが終わって、得点は42-39。クリッパーズが3点リードしているのが不思議なくらいだった。
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 後半、第3クォーターに入ると、今度はグリフィンが見事なまでに封じられる。囲まれてショットミスを誘われ、失敗。ファウルをもらってもフリースローが得意ではないからね。挙句の果てにはターンオーバーまで取られる。なんか予想してたことがそのまま起こったって感じ。グリフィンがマークされた分、クリス・ポールが踏ん張りはするのだが、地力の差が見えてきたよう。それにしてもレナードは安定している。誰も止められない。クリッパーズが決めた後は、確実に得点し、後をしっかりとつけていくところがすごい。
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 残念ながら、第3クォーターの半ば過ぎたあたりで、自分は帰国のためステイプルズセンターを後にすることに。クリッパーズがまだ4点ほどリードしてはいたが、おそらくスパーズが最終的に追いついて逆転してしまうのではないかという予想が見えていたのだが…帰国した後で、サイトやハイライトを見たところ、その後、グリフィンが奮起し、第3クォーターは70-64とクリッパーズのリードで終わったようだ。しかし、第4クォーターに入り、パーカーとジノビリの波状攻撃が始まり、クリッパーズはファウルで止めざるを得なくなる。そしてスパーズは確実にフリースローを沈める。そして、また3分ほど得点が入らないディフェンスの攻防が続き、ダンカンとレナードが制して、スパーズが逆転。最終的には89-85でスパーズが勝利したようだった。
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 スパーズはレナードが26点、10リバウンド、3スティール。ダンカンが18得点、11リバウンド、パーカーが13点、5アシスト、ジノビリが10点、ボリス・ディアウが8点、3スティール。クリッパーズは、グリフィンが23得点、10リバウンド、5アシスト。ポールが12得点、10リバウンド、9アシスト。クロフォードが10得点、3アシスト。JJレディックが13得点、4アシスト。ディアンドレ・ジョーダンが6得点ながら13リバウンド。数字だけ見ると大して差がないように見える、フィールドゴール成功率もリバウンドの数もクリッパーズの方が上回っている。しかし、ターンオーバーの数が、スパーズは8個に対して、クリッパーズは15個とほぼ倍だ。スティールはスパーズは11個だが、クリッパーズは6個。いかにスパーズのディフェンスがすごかったかを思い知らされたようなゲームであった。
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 結局、このシーズンはスパーズも後半失速し、勝敗はほぼ両チームとも変わらない数で終わり、この両チームがプレイオフで対戦することになり、クリッパーズがスパーズを第1ラウンドで破ることになる。

 帰る時、車を駐めていた駐車場の入った入口が閉まっていて、ひょっとして帰れないんじゃないかと焦ったが、ちゃんと別の入口は開いていて、そこから入って車を出せれた。早く帰る人もいるはずだから、閉められてしまうことはないだろうと思ったが、ちょっとビビった。結局、帰りは渋滞することもなく、道を迷うこともなく、スムーズに空港に帰れた。それこそ30分ほどで着いてしまったので、試合を最後まで見ても間に合ったんじゃないかとちょっと後悔したくらいだ。それにしても、帰りのLAX-羽田便は00;05発(翌日05:05羽田着)。もう30分くらい遅くならないですかね、全日空さん。そうすればゲームを最後まで見ても帰れるのにと思った次第である。