2014/11/6 Los Angeles Kings vs. New York Islanders @ Staples Center (NHL Ice Hockey)

 2014年の休みは、どうもこじんまりとした予定になってしまい、せっかく行ってきたものの、忙しさや何やらで筆が進まず、結局今ごろこのようなものを書いている。今回はロサンゼルスから途中でデトロイト、ミシガンに行って、再びロサンゼルスにちょっと滞在して帰るというパターンだ。あまり新しさはないが、仕方がない。目玉と言えるかどうかはわからないが、今回はデトロイトからミシガン州をさらに西に、イースト・ランシングのミシガン州立大に行ってみることが初の試みといったところだろうか。

 ロサンゼルスは今回、成田便で入った。初日から予定は盛りだくさんであるから、前日の夜の羽田便で入った方がよかったのだが、今回仕事の都合で帰国を羽田便にしたので、行きも帰りも羽田だと高くなるのでこうなった。着いてそのままステイプルズ・センターに行く形なので、ホテルはまた歩いて行けるリッツ・ミルナーにした。相変わらず一番近くて便利なフィゲロアは空いていない。でも、ミルナーのいいところは、隣りがパーキングのビルだということだ。ここまではぬかりはない。

 ハーツのレンタカーもゴールドカード用のブースに行き、行列に並ぶ必要もなかったのだが、今回、驚いたのが、担当者が気を利かせてくれたということもあったのだが、車がフォード・ムスタングになってしまったことだ。なんとオープンカーである。そんな車、乗りたくないよと思ったが、料金は自分が予約したクラスで割増なしでやってくれているし、フード(?)もついているからオープンにはならないと言われたので、どうしてもダメなら断るつもりで、一応見るだけと思って乗ってみることにした。実際、見てくれ自体は、普通車と変わらないし、いつものナビもついているので、これも巡り合わせだと思い、これで乗ることにした。しかし乗ってはみたら、やはりスポーツ車なので、車高が低い。そして車体もちょっと長いので、運転感覚に慣れるのに大変だった。さらに一番の問題は、自分はいつも足がつらないように極力シートを前方にずらして固定させるのだが、一番ブレーキやアクセルを踏みやすい前の位置だと足がハンドル下のカバーに当たってとにかく痛い。かといって、ちょっと後ろにずらすと、足が微妙に届きにくい位置になってしまう、本当に面倒なものだった。ムスタングに心ひかれた自分がバカだった。まあ、でも2日の辛抱である。
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 車がいつもと勝手がちがうので、予想以上に時間もかかり、ホテルにチェックインした後は、ネットがつながることを確認するぐらいの時間しかなく、すぐにステイプルズ・センターに向かうことになった。ステイプルズ・センターでホッケーを見るのは、どれくらいだろうかも思い出せないくらい久方ぶりである。一昨年、まさかの2度目の優勝を果たしたロサンゼルス・キングスであるが、一昨年、昨年と時間が合わず、キングスを見ることはできなかった(去年に至ってはNHLすら見れなかった)。そして、今年ついに優勝した後のキングスを見れることになった。しかも、メンバーは優勝時とほとんど変わっていないから楽しみである。
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 普通ならば、ホッケーだし、チケットは安いので、奮発していい席を取りたかったのだが、この日は、もう一つ見たかったもの、ブラック・キーズのライヴがあった。ライヴはアメリカだから遅く始まるのだろうと思っていたので、とはいえ、ホッケーの方はよく見れても第2ピリオド終わりまでだろうと踏んでいたので、チケットは2階席で我慢することにした。その分、グッズショップで優勝記念のものを色々買ってやろうと。しかし、後でわかったことだが、そもそもこんなステイプルズ・センターで試合を見ていたことが誤算だったのだ。
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 さすがに優勝しただけあって、グッズショップはキングスのものがいつも以上にたくさんある。それは逆に最近いかにレイカーズが弱いかということの証でもあるわけだが。とにかく優勝記念のパックや前年のイヤーブックなどを買って、席に着く。まあ、でもホッケーはやはり2階席で見るものではない。パックがそもそも追いづらいからね。
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 今日の試合の相手は、ニューヨーク・アイランダース。かつての古豪はずっと低迷しているので、楽勝だろうと思いきや、今年の彼らはちがっていたようだった。第1ピリオド、ロサンゼルス・キングスは幸先よくドワイト・キングのゴールで先制し、観客席は大いに盛り上がる。しかし、第1ピリオド終盤にペナルティを取られ、パワープレイから得点されて同点に追いつかれてしまう。それから、ゲームは完全な膠着状態になってしまう。
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 アンジー・コピターもダスティン・ブラウンもいいとこなしだなと思いつつ、そろそろゲームが動くだろうと思いながら、一向に動かず。第2ピリオドは、双方無得点のまま。第2ピリオドが終了して、客が休憩に出てくる前に出ないと混雑するので、ヤバイヤバイと思い、急いで車に戻り、ブラック・キーズのライブへと向かうのだが、ほんとにヤバい事態となった。思えば、第2ピリオド途中の会場のBGMで、ブラック・キーズが流れた時こそ、会場を出るべきサインだったかもしれない。後でわかったことだが、この日のキングスはオーバータイムの末、シュートアウトで敗北。結局、優勝した翌シーズンにはプレイオフにも出られず。一方、アイランダーズは久々の?プレイオフに出場したシーズンになった。ゴーリー、ジョナサン・クイックの華麗なセーブが見れただけでも収穫はあったというべきか。
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