2012/10/24 NBA Los Angeles Lakers vs Los Angeles Clippers @ Staples Center

 2012年、この年、休みがとれたのは、いつものごとく10月の終わり。今回はロサンゼルス便を利用するので、せっかくなので、行きだけだが、まだオープンして間もない羽田の国際線ターミナルを利用することにした。
 
 なかなかの快適さである。ただ夜中0時過ぎの出発だから、22過ぎに着いたわけだが、売店がほぼ閉まってるのはどういうわけだろう? アメリカ便などのわずかな客のために店を開けるのはコスト的に割りに合わないということなのか。実は、この深夜便がLAXに着くのは18時頃で、それからレンタカーを借りて、移動して、ホテルにチェックインしてると、ステイプルズセンターのゲーム開始の時間にはほぼ間に合わない感じではある。ほんとのことを言えば、あと一時間でも早いとありがたいのだが、そこは仕方ない。それでもその日に仕事があったとしても移動できる深夜便は、最高に魅力的である。そして、今回調べてみてわかったことだが、成田からではあるが、マレーシア航空とかシンガポール航空が、夜20時台の出発時間で運航していて、価格的にも安く、到着もベストの時間帯だとわかった。ただ、そうなると18時に成田に着かないといけないわけで。だったらその日仕事をしてると、時間が面倒くさいなと思いつつ…。でも次回もLAX経由になるなら試してみようと思った次第である。

 深夜便は、正直眠くて映画もほとんど見れなかった。結果的に割と睡眠もとれて、到着時間も遅れなかったのだが、レンタカーのカウンターで結構待たされることに。あとで教えてもらったことだが、自分はハーツのNo.1クラブカードを作っていた(無料)のだが、これを持っていると、ゴールドメンバーのカウンターを利用できるらしい。ゴールドメンバーのカウンターはいつも人がいないので、そうすれば、かなりの時間短縮だったわけだ。今回は仕方ないので、次からやってやることを誓う。結局30分以上待たされての手続きだったので、大幅な時間ロスに。ちなみにロサンゼルスでの愛車は、グレーの日産マキシマ(日本ではティアナらしい)に。毎回のことだが、いつも予約したクラスの車がないということで、少し安くしてくれるワンクラスアップの車になるのね。これもハーツの戦略なのか。ホテルは、以前も泊まったことのあるリッツ・ミルナー。ここは隣りがパーキングのビルなので便利がいい。しかもステイプルズ・センターまで歩いていける。
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 結局ステイプルズ・センターに着いた頃には、第1クォーターは終わっていて、第2クォーターも中盤になっていた。そもそもレイカーズに加入したドワイト・ハワードを見たくてこの試合のチケットをとったのだが、ハワードはそもそもこの試合に出ないことは事前に発表されていたわけだが、すでにコービーも引っ込んでしまったと思いきや、実は欠場だった。おまけにクリス・ポールも欠場。プレシーズンゲームとはいえ、さびしいものである。それでも昨年は労使協定のもつれで、バスケットが見れなかったことを思うと、このシーズンを喜ばなければならない。
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 スティーブ・ナッシュはまだ引っ込んでいなかったのでよかったわけだが…。しかし、当初あらたなドリームチームとまで言われたレイカーズが、この時はまだプレシーズンだったが、勝星なしの7敗。そしてシーズンがはじまっても、黒星先行の現在のような状態にまでなるなんて、予想できたものじゃなかったね。
 
 今回初めてバスケットで、ゴール後ろの席を買って見たが、この場所、選手を見るのは近いのだが、ほぼわかっていたことでもあったのだが、ゲーム全体を見るのは無理だと実感。しかも遅れて行ったので、フリースローの邪魔をするバルーングッズももらえず、なんだかなあという感じだった。
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 今回のゲームはレイカーズクリッパーズのともにホームをステイプルズセンターとするLA対決なのだが、ホームはクリッパーズという設定。アリーナも完全にクリッパーズ仕様になっていた。そしてゲーム自体も、現在のシーズンの勢いを象徴するかのようなクリッパーズペースだった。レイカーズは第3クォーターに盛り返したのだが、第4クォーターにクリッパーズが引き離し、一度も追いつかれることなく勝利した、危なげのないゲームだった。                 
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 クリス・ポールが出なかった分、目立ったのが、PGのエリック・ブレッドソー。ケンタッキー大出身の2年目である。昨年のプレイオフで、ポールのいない間に活躍した。この日は22得点、12アシスト、9スティールという素晴らしい出来だった。しかしそんな彼以上に、私の印象に残ったのは、マット・バーンズである。オフェンスにディフェンスに存在感がハンパない。この日は31分の出場で18得点、6リバウント、4アシスト、2スティール。この数字はそれほど特筆すべきものではないかもしれないが、ボックススコアを見てわかったことだが、自分がコートにいる間に得点の増減を示す+/-という数字があるのだが、それがなんと+22なのである。自分がコートにいる間に22点プラスされているというのだから、すごいことだ(ちなみにブレッドソーの場合は、+4)、存在感のすごさはこんなところにも表れている。ていうか、この人は昨シーズンまでレイカーズにいた人だったからね。何で手放しちゃったんだろうね、レイカーズは。成績のいいチームは、表の目立つ人間だけでなく、バックアップの人間にこそ要因がある。バーンズが、今や完全にクリッパーズの影の功労者、なくてはならない存在になっているのは、すでにこの時から見えていたと言ってもいいだろう。                   
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 レイカーズは結局ナッシュも途中で出てこなくなり(24分の出場で、4点、7アシスト)、なんと目の前でターンオーバーされる瞬間を見てしまったりした。パウ・ガソルがなんとか頑張っていた感じ(17得点、8リバウンド、4アシスト)。メッタ・ワールドピース(元ロン・アーテスト)も数字に反してどうもイマイチな印象だった(13点、5リバウンド、3アシスト、2スティール)。しかし、あのユニフォームの背中の文字を見ると、なぜか笑ってしまいそうになるのは、自分だけだろうか。何せ、ワールドピースだもんね。