LRG(Lifted Research Group、エル・アール・ジー)の本社に行ってみた!

 今回LAの旅に行くことにしたのは、前々からどんなところなんだろうと思って、一度行ってみたかったリフテッド・リサーチ・グループの本社へ行く機会を作りたかったからだ。リサーチ・グループ? 調査会社? などと本気で思うような人は、ここでは放っておく。
 
 ヒップホップカジュアルファッションとして、一時代を築いてきたブランドであり、斬新的なデザインだけではなく、その独特なメッセージをも織り込んだファッションの数々は、私自身の考え方や人生にも影響を与えてくれたと言っても過言ではない。
 
 USCの試合やアナハイム、サンディエゴの試合などちょうどいい時期に重なる予定も入れられたので、LAに行くことにしたのだ。ちなみに今回の愛車は赤の日産VERSAである。なかなかにカッコイイし快適でもある。ちなみに日本ではティーダというらしいが。今回はプリウスではないので、けっこうガソリンも入れなきゃならんかなあと思ったが、そこは仕方ない。
 
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 LRGの本社はカリフォルニア州アーバインIrvine)にある。空港でレンタカーを借りた後、今回アナハイムを基点とすることにしたので、サンディエゴに行った帰りにアーバインに寄ることにした。アーバインという街はとにかくいいところである。高級住宅が立ち並び、緑が豊富。ただ住むのはいいけど、レジャー的なものはあまり周りにはない。
 
 LRGの住所はホームページでも公開されているが、9600 Toledo Wayである。毎回思うが、カーナビがあれば、ほんとに見知らぬ街でさえも、どこにでも行くことができるわけだ。しかも(まあ実際のところは、正直どっちでもいいのだが)、日本語でしゃべってくれ、メートル表示で告知してくれるカーナビもあるのである。ありがとう、ハーツレンタカー。
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 本社の場所はオフィスが集まったような地区にあった。驚いたのは、その住所の場所は、表を見ただけでは、そこがLRGなのかどうかも全くわからなかったことだ。そしてそこにあった建物は、ビルというよりも2Fか3Fくらいの高さしかないだだっ広い工場の中の事務棟みたいな建物であった。どうもLRGは間借りしているようで、別の会社もその建物に入っているようだった。まあ、デザインや事務作業だけなら、このような場所でもできるのだろうし、縫製の工場は別のところにあるわけだし…。でも実際この場所は、LRGネットショップなどの発送元になっていたりもするわけで、となるとココに倉庫があって在庫も保管しているのかなと思うと、ちょっと信じられない感じだった。
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 しかし、ドアを開けてみると、そこにはまぎれもないLRGのディスプレイが置かれてあった! 結構それだけで感動モノである! 受付のようなカウンターがあり、そこには白人の兄ちゃんが一人いるだけだった。ただ、私はいきなり訪ねてきた、ただのファンでしかないわけで、ここに来る理由は何もない。ファッション関係の仕事をやっていれば、何かしら理由は付けられるのかもしれないが、ただの愛好者でしかないので、実際知り合いがいるわけでもなく、何のアポもなく、アポをとることすらできない、普通に追い出されてしまうだけの人間なのである。
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 とりあえず受付の兄ちゃんに写真を撮っていいかと聞いたら、「いいよ」と言ってくれたので撮った。彼はこの辺りのディスプレイはみんなホームページにも載っているものだけどねと言ったが、正直そんなことはどうでもいい。ココにこれがあることに意味があるのだ! そして私がココに来て写真を撮っていることに意味があるのだ。
 
 そこにあったのは、アメコミ風の巨大なイラストがプリントされた壁と、反対側の壁には巨大な色鉛筆がディスプレイされていた。「いやー、欲しいな、コレ!」と思ったのは言うまでもない。受付のカウンターにしても、奥に申し訳ないくらいの小さなロゴが飾られているところもおしゃれであった。でもこのイラストって、ホームページに載ってるっけ? 見たことないんやけどなー。
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 自分はLRGのファンでココに来たけど、見学コースとかないのか?と聞いたら、「ない」というつれない返事。実際、色んなところからファンがココまで訪ねてくることはないのか?と聞いたら、それも「ない」という話だった。そんなもんなのかねぇー? 「日本からわざわざ来たんだ」ってもっとアピールすれば良かったかな!? すみませんねー、まともな英語力がなくて…。
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 できれば何人かで連れだって行けば良かったかもね。いや、でもいつ取れるか全くわからない自分の休みに、合わせて行ける友達なんていないし…。今度、誰か一緒に行きませんか? ていうか、みんな行くべきでしょ!