(NFLアメリカンフットボール)San Diego Chargers vs Tennessee Titans @ Qualcomm Stadium 2010/10/31

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 3日目はサンディエゴに行くことにした。アナハイムに泊っていたのだが、2時間くらいかかるものかと見ていたら、1時間ちょっとで着いてしまった。もちろん行く場所はクアルコム・スタジアム。NFLチャージャーズ戦を観るためである。なんとも快晴快適なフットボール日和であった。スタジアムはなかなかにデカい。しかし…、オークランドに比べると、なんとも緩やかに時が流れている感じ。
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 この日はテネシー・タイタンズを迎えての一戦。サンディエゴはこれまで2勝5敗と前評判を大きく覆す結果を見せていた(結局この年はプレイオフに出れなかった)。一方のタイタンズは5勝2敗と好調。QB Vince Youngは、この時は先発も定着していてチームにフィットしてるように見えたんだけどね。
 
 試合はいきなりチャージャーズがパントをブロックされてセーフティーを決められ先制されるという驚きの展開に。会場に今日もダメか的なムードが漂ったのは事実。前半はタイタンズが押しまくっていた印象。圧巻は第2クォーター中盤のRB、クリス・ジョンソンの29ヤードタッチダウンだろう。この年のNFLの名シーンに挙げられたほどのラン。ディフェンスのタックルを左へかわしながら、さらに前方から突っ込んできた別のディフェンスのタックルをバックステップでかわし、そこから大きく左へロールアウトし一気に加速して走り抜ける。まさにディフェンスの動きがスローモーションに見えないような動きだった! 何であそこまで動きを読んで、そこからまたスピードをあげて走れるのか? 超人としかいいようのない動きに、敵チームなのにチャージャーズのファンすら拍手していたほどだった。いやー、このプレイを生で見れただけでも、ここへ来ただけの価値があったというものである。あとでハイライトを見ると、QBヴィンス・ヤングさえもちゃんとブロックをしてジョンソンのランを助けてやっていたのが見えたというおまけ付きだった。
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 しかし後半、チャージャーズのディフェンス陣が奮起し、第3クォーターを0点に抑えると、チームの勝敗に限らず、安定しているQB・フィリップ・リバースは確実にパスを通していく。TEアントニオ・ゲイツのすごさはよくわかった。あの素早すぎる怪物は止められるもんじゃないでしょう。おまけは第4クォーター中盤にQBヤングが、何のコンタクトがあったわけでもなく、スクランブルの途中に足をもたつかせるように倒れ、負傷退場。練習していないからなんじゃないかと批判が出そうなほどの足がついていっていない動きだった。ヤングの後は、ベテランのケリー・コリンズに交代。かつてはオークランド・レイダースでも活躍していた彼。結局、このシーズンで引退してしまったので、最後の雄姿を生で見れたことに感謝した。 
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 ゲームはチャージャーズが33-25で勝利。QBリバースは305ヤード、2TDパス。期待の新人RBライアン・マシューズはラン43ヤードと振るわず。レシーブはTEゲイツ驚異の5キャッチで123ヤード、1TD。一方、タイタンズQBヤングも253ヤード、2TDと悪くはない内容だったのだが…。結局ヤングのタイタンズ所属は、この年で終了ということになってしまった。
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 サンディエゴはいいところだったのだが、なんかわざわざここまで来るのはちょっとという感じがした。チャージャースしか見るべきゲームがなかったしね。メキシコに遠出しても良かったかなと思った。
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