(NHLアイスホッケー)アナハイム・ダックス vs ニュージャージー・デビルス Anaheim Ducks vs New Jersey Devils @Honda Center 2010/10/29

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 2010年に訪れたのは、ロサンゼルス。まず訪れたのはホンダ・センターだった。はじめてのホンダ・センター。日本のメーカーでNHLを積極的に支援しているのが、ホンダであるが、実にすばらしいロケーションで、中も快適だった。席はアイスホッケーを見るのに最適なパック除けのプラスティックガラスが気にならない少し上の位置。これで200ドルしなかったからお得である。
 
 今日の試合は、アナハイム・ダックスvsニュー・ジャージー・デビルス。ダックスといえば、2006-07シーズンに奇跡の優勝を果たしたチームだが、私にとってはポール・カリヤ(Paul Kariya LW)とティム・セラーニ(Teemu Selanne RW)時代をぬかしては語れない。当時はまだマイティ・ダックス時代だったが、躍進を続け、スタンレー・カップ・ファイナルまで進出した2002-03シーズンを忘れることはできない。そんな時代を知る人も多いのか、いまだにマイティ・ダックス時代のユニフォームを着ているファンをけっこう見かけるのがうれしい。あのデザインはかわいかったからね。ていうか、今の黒ずくめのデザインがダメなんだと思う。
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 カリヤとセラニのコンビが離れ離れになってから、あまりフォローをしていなかったのだが、ダックスが優勝を果たしたシーズンには、セラーニは再びダックスに戻っていて活躍していたのだ。そんなセラーニは現在もダックスにいる。せっかくロサンゼルスに来たからには、ダックスを生で見たいと思ったわけだ。動くセラーニを生で見れるのは、これが最後かもしれないし。
 
 対戦相手のデビルスは、それこそ2002-03シーズンの相手でもあるわけだが、デビルスは毎年アメリカに行く中でなかなかスケジュールが合わず見れなかったチームだった。これまたいつまで現役でいられるのかわからないマーティン・ブロデューア(Martin Brodeur G)を見られる最後のチャンスだとも思った。
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 もちろん、それこそダックス優勝の原動力となった、Ryan Getzlaf(C)や、Ilya Kovalchuk(LW)がデビルスにどう機能しているのかも見たかった。
 
 試合の方は、なかなかの好ゲームだった。第2ピリオド中盤に止めたんちゃうんかと思うシュートを決められたしまったブロデューア。バンクーバー・オリンピックでもいいところがなかったし、またもうダメなのかと思わせたが、この日のブロデューアは神がかり的なセーブを多数見せてくれた。自分が見た日がこういう日で本当にラッキーだったと思う(ちなみにブロデューアは、この前のゲームのシャークス戦では5点、翌日のキングス戦でも3点を入れられ完敗)。勝敗は、第3ピリオド初盤にパトリック・エリアス(Patrik Elias LW)のあげた逆転ゴールを守り切り、デビルスが2-1で勝ったのだ。
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 Getzlafや、Kovalchukにはゴールがなかったが、Getzlafの変幻自在の動き、Kovalchukの強烈なシュートは見ごたえがあった。セラーニもゴールはなかったが、ハッスルプレイを随所に見せてもらって収穫だった。驚いたのはSaku Koivuの動きだ。彼も相当のベテランで、プロフィールを見ると今年36歳である。
 
 気付いたこと、ダックスのゴーリーJonas Hillerのこの日のゴーリーマスクは、真っ黒で何のデザインもないもので、ほんとに忍者みたいに見えた。やっぱ限りなくダサいと思うけどな。リンクをクリーンアップする女の子たちのコスチュームはかわいかったと思う。
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