ゴールデンステイト・ウォリアーズのスターティングPGは誰になるのか？（NBA Golden State Warriors）
まさかのバロン・デイビス（Baron Davis）のクリッパーズ移籍により、チームは絶対的リーダーを失ってしまった。首脳陣もデイビスが去るとは思ってもいなかったのだろう。ドラフトで獲ったルーキーはフォワードばかりだ。
昨年プレイオフに出られなかったことで、デイビスのモチベーションは完全に下がってしまったのだろう。デイビスの代わりと言っては何だが、入ってきたのはコーリー・マゲッティ（Corey Maggette）。しかし彼にしてもフォワードだ。さらに加入したのはレイカーズにいたアクションのおもしろいロニー・トゥリアフ（Ronny Turiaf）。観客としてはおもしろいかもしれないが、彼もフォワードだ。ほんとにフォワードばかりいる。
何せウォリアーズのPGはほとんどの時間デイビスが務めていた。ほとんどバックアップの人間が必要なかったのである。モンタ・エリス（Monta Ellis）がちょこっとやっていたくらいだと思う。デイビスの抜けた穴はほんとに大きい。あまりにも大きすぎる。ちょっとやそっとの人間では埋まるはずのないものだ。
結局ウォリアーズが補強したPGはマーカス・ウィリアムス（Marcus Williams）。ネッツの控えポイントガードだった奴だ。しかしスタッツを見ても、デイビスの代わりとしては明らかに荷が重過ぎるだろう。リーダーシップなど望むべくもない。とはいいながら結局彼しか純粋なポイントガードがいないのだ。先発は彼になると思わざるを得ないのか。モンタ・エリスはSGだし、PGにすると得点力が減るだろう。アズブイケ（Kelenna Azubuike）にしてもマルコ・ベリネリ（Marco Belinelli）にしてもSGである。やはりPGはいない。
かと思うともう一人ルーキーが入っていた。アンソニー・モロー（Anthony Morrow）。誰だ？ と思ったら公式サイトのプロフィールが出ない。注目されてない選手やねー。まあしかし検索してみると、ジョージア・テック出身の………こいつもSGだった。アシストを連発できるようなパススキルはないらしい。さらによく見ると…あともう一人、全然知らなかったガードが一人いた！ C.J.ワトソン（C.J. Watson）。こいつこそ誰や？ よく見ると去年からチームにいたらしい。それにしても………こいつもSGだ。
ほんとにこれ以上ウォリアーズはPGを入れないのだろうか？ これで首脳陣は正直いけると思っているのだろうか？ これだけフォワードがいるんやから、何とかしてトレードででも獲得を画策しないと、ほんとにヤバいことになりそうだ。
しばらく状況を見るしかないが、今年はオラクル・アリーナに行ってもあまり楽しめそうにないかも。
