亀田興毅謝罪会見報道に見るメディアに対しての違和感 やっぱりおかしいでしょ！！！
「男を上げた」とか、「世界一の父と信じている」なんていう親子愛に、何でこんなに世間は弱いのかね。みんなそんなに家族愛に飢えているのか？ 実際に問題にすべきは、この期に及んでまだ「世界一の父」なんてのたまう亀田興毅の感覚だろう。これで親離れができると思っていると信じている奴の気がしれん。
だって、亀田三兄弟はこれまでだってずっと、オヤジを「世界一の父親」と信じてやってきたんやから。それこそ反則をしたあの日の試合だってそうだ。オヤジを信じて反則をしているんだよ。ましてや、大毅はともかく興毅の過去の外国人との試合だって、週刊誌などでは反則疑惑も指摘されてるわけですよ。内藤選手にように日本人ではないから、彼らは後で文句も言えないし。だからこそ組んだ試合なわけで、彼らもそれ相応のお金はもらっていたということなわけだ。
それをいまだに「父を信じている」ということは、彼らのマインドは何も変わっていないということでしょ。「反則をしたけど、反省もしているし、こんなに親子の絆があるからいいじゃないか」って、結局犯罪の温床は何も断ち切っていないことと一緒じゃないのか？
だってもう練習は自宅の亀田道場ではなくて、協栄ジムでやるんじゃないかという指摘もある。でも、興毅は、普通に自宅から協栄ジムに通うわけですわ。練習以外の時は普通に親父・史郎と暮らすわけですよ。それこそ今日だって史郎の元にいるわけで。ボクシングの指導はできないことに表ではなっているけども、実質それをチェックするものは何もないわけですよ。興毅が家を出て一人暮らしをして練習を再開するというならまだしも、彼はそんなことは一言も言っていない！そんなことするつもりもない！
しかも父・史郎はまだプロになっていない三男の指導をすることには何の問題もないらしい。今でこそメキシコに行っているが、帰ってきたらどうなるかわかるでしょ？ それに長男や次男が影響を受けないはずがない。何せ「世界一の父親」と信じているんだからね。
さらに興毅がのたまわっていたのは、「新しい亀田スタイルを目指す」んだと。何もマインドコントロール（とあえて言う）が溶けていないと感じるのが普通ではないのか？ なのにメディアの風潮は明らかに１８０度変わっていた。「２０歳であそこまで堂々と言えるのはすばらしい」なんてぬかし、挙げ句の果てには質問をしたリポーターの姿勢をひどいとまで言う始末。そこに私などは違和感を感じるわけだ。
会見の日の『2時っチャオ!』、これがそのままのひどさだった。『ハッケン！』は謝罪会見後の視聴者アンケートまで紹介していた。『たけしの日本教育白書』は色々話してはいたが、結局尻切れだった。ビートたけしは、外国から来る挑戦者へ敬意が足りないというばかり。でも結局そんなパフォーマンスも亀田三兄弟の盲目的な親父信仰によるもののはずなのに。テリー伊藤に至っては、反則をしたことだけが悪いとのこと。反則さえなければパフォーマンスも何もすべてＯＫなんだと。でもさ反則を言われているのはこの前の世界戦だけじゃないのよね。『ブロードキャスター』はところどころ見たが、結局コメントすらしなかったんじゃないの？ さらに『サンデージャポン』の高橋ジョージに『アッコにおまかせ』。和田アキ子はちゃんとネクタイしてたのが良かったそうだ。ネクタイかよ。
結局持ち上げて、下げて、また持ち上げての繰り返し。特にＴＢＳはひどい。しかもＴＢＳのＶＴＲで必ず使われる会見の部分が、亀田流パフォーマンスにテレビ局が関与したのかという質問での「テレビ局は関係ないです」のセリフ。なんかさー、そこを是非もので使えと言われているかのようだね。これですべての責任は自分達にないんだと言わんばかり。
ほんとにこの亀田騒動の世論誘導に仕方にはほんとに声を上げて否定した方がいい。マスコミでも夕刊フジや一部スポーツ紙はちゃんと指摘しているところもある。結局表に出てこず、影で操ろうとしている親父の思うツボなんじゃないかと思っている奴も多数いるってことだ。ほとぼりを冷めさせて、またやることは何も変わらないっていう結果が容易に想像されるわけですよ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071027-00000008-ykf-spo
おそらく一般の視聴者も私のような違和感を感じている人も多いはずだろう。『ハッケン』の視聴者アンケートでは、亀田家に対して怒っている人が半分に減ったと騒いでいたけど、逆に言えばまだ亀田家に対して怒っていて、こんな奴らどうにもならないだろうと思っている奴が半分もいるっていうことだ。
