これでいいのか？ springroove07
結局「ステージ上での共演」は一切なかった・・・ね。
そもそもローリンが遅刻しているということで、蟹江が先にやることになったのだが、やはり後半で「All Falls Down」をやられると出てくるのか？と期待するっていうもの。最後に「Touch The Sky」をやって今度こそと思ったが、ルーペも出てこなかった。
契約上の問題なのかなんなのか知らんが、その辺のハプニングも演出できないんだったら、わざわざこんなラインナップ組むんじゃない！っていう話ですわ。フェスティバル系で期待することっていうのは、普段のライヴでは決して見られない、飛び入りとかゲスト参加のはずでしょう。
蟹江のライヴは、この間までのストリングス隊を引き連れたもので、特に代わり映えせず。でも観客を惹きつける力量はさすが。ただトリじゃなくなったとは言え、正味１時間。特別設定されたアンコールもなくっていうのはどうなのかね・・・。
まあそれ以前の人達に与えられた時間は３０分やからね。実際のライヴ時間はもう少し短い。人が少ないというのもあるけど、ステージの構成をわざと重ならないようにして、全部見せるようにしたんだと思うけれど、それでよかったのかね？ 実を言えば少しぐらい時間は重なってもいいから、もう少し１５分でも長くしてあげた方がよかったんじゃないのか？ ただでさえ、そんな広い会場じゃないんだから。フェスティバル系では移動しながら、のぞいて見るという楽しむがあるんだし。残念ながらLady Sovereignは着く時間が遅くてみれませんでした。短すぎるっちゅーの。
ローリンは遅刻はおいといても、こちらの見た目にも声が出ていないのが明らかで、痛々しさすら感じてしまった。おとといも昨日もやってるから仕方ないんだけれど、そこまで働かすかというか働かないといけないのか？って感じだ。ライヴで言うと驚いたのはそのバンド所帯。これからこの路線で行くつもりなんでしょうか？ 観客もとまどっていたと思う。あとあのカバー路線は何なんだろう？ ビートルズの「ハローグッバイ」からドゥービーの「ホワット・ア・フール・ビリーヴス」そしてキャロル・キングの「イッツ・ア・トゥー・レイト」。正直、そこまでしないといけないのか？ このカバーは誰に対してのものなの？ そこまで知ってる年寄りはいる？？？ なんか和田アキ子がＲＣサクセションや泉谷しげるをカバーする違和感と同じようなものを感じた。しかし最後はアコースティックの弾き語りで「Killing Me Softly」に「Everything Is everything」。やはり一番盛り上がったのはこれでしょう。だってアンプラグトを見て来てるんだから。
個人的には一番うれしかったのは、Grand Pubaですね。何せBRAND NUBIANは知っていても、Pubaが動いているのを生で見たことがなかったわけですから。それは感動もんです。意外と小さいのにびっくりしました。ルーペ・フィアスコが見たいがために、途中で泣く泣く移動しましたが（何でよりによってここだけタイムテーブルが重なっているのでしょうか！？）。
ルーペはルーペで今回のベストアクトでしょう。ルックスはJAY-Z～カニエ路線まっしぐらだけど、やっていることはＨＩＰＨＯＰというかロックですわ、もう。「Feel Good Inc.」までやるとは思わなかったし。少し前の来日単独公演はどんなんだったんでしょうか？ これはまた見たいですな。
しかしルーペが終わった後でも、グリーンステージではまだやってましたね。LORD FINESSEの時も、Pubaはフロアにいましたね、クラシックかかりまくりの大盛り上がり状態であおるあおる！、さらにGreg Niceも遅れていたようで、もう一曲別にパフォーマンス。ある意味ここが一番ハプニングだったでしょうか？
いやー、でも人少なかったよ。ちなみにこの会場は全く同じステージ構成で主催も同じクリエィティブマンで、次の日はPANKSPRING 07ということだ。こちらはソールドアウトらしい！ ていうか儲かりまくりだろ、クリエィティブマン。だったら、もうちょっと金かけてくれよ。あっ、そう、金かけるのは、PUNKSPRINGの方ね・・・。日本の音楽シーンはもうＲ＆ＢでもＨＩＰＨＯＰでもないようですね。こんだけ人来なかったら確かにダメかも。実際話せる話題もこんだけしかないんだから。
あのさ、ZEEBRA呼ぶんだったら安室ちゃんも呼ぶとかさ、蟹江のライヴにテリヤキボーイズも飛び入りさせるとかさ、それくらいできなかったのか？という世界ですよ、ほんま。来年につながるというのはそういうことじゃないですか。そういえばこのイベント、avex系のアーティストがいなかったね。何かモメたりしたんでしょうかね？
