2020/01/06 Washington Wizards vs. Boston Celtics @ Capital One Arena (NBA Basketball) ②

この日は、すでに4日目となるワシントンDCのキャピタル・ワン・アリーナだ。ワシントン・ウィザーズボストン・セルティックス戦、八村はじめ主力がほぼケガでいなくなったウィザーズであるが、ガードのイシュ・スミスはじめ、ベンチメンバーの大活躍で、2日前のデンバー・ナゲッツ戦にまさかの快勝。この日も大いに期待が高まるゲームで、私はスタンドの最前列の席のチケットを購入していたのであった。

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スターターは、ワシントン・ウィザーズが、アイザイア・トーマス(G、背番号4)、ゲイリー・ペイトンJr.(G、背番号20)、ジョーダン・マクレー(F、背番号52)、アイザック・ボンガ(F、背番号17)、イアン・マヒンミ(C、背番号28)。ボストン・セルティックスが、マーカス・スマート(G、背番号36)、ジェイレン・ブラウン(G、背番号7)、ゴードン・ヘイワード(F、背番号20)、ジェイソン・テイタム(F、背番号0)、ダニエル・タイス(C、背番号27)であった。

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試合が始まった。ジャンプボールはセルティックスが取るが、いきなりジェイレン・ブラウンのレイアップをイアン・マヒンミがブロック、その勢いのまんまにトーマスからボールをもらったマヒンミがポストアップからレイアップを決めて、ウィザーズが2-0と先制。続いてセルティックスは、今度はブラウンが反対側からレイアップを放つ、ボールはリングに嫌われるが、自らリバウンドをチップインして2-2。ウィザーズは、トーマスがドライブからレイアップを放つが、マーカス・スマートにはじかれて、アウト・オブ・バウンズ。トーマスは相変わらずしょっぱいね。ワシントンボールで再開。好調でスターターを勝ち取ったジョーダンマクレーがジャンプシュートを決め、4-2。ボストンは、ヘイワードからペイントのタイスに渡ったボールが合わルーズボール、ジョーダン・マクレーの元に転がりスティールとなる。だが、ワシントンにしてもなかなかボールが手につかない感じではある。ショットクロック間際にアイザイア・トーマスが3ポイントを決めて、7-2とリード。すかさずボストンはジェイレン・ブラウンが3ポイントを返して7-5。ウィザーズはボール回しで崩そうとするが好機は見出せず、ショットクロック間際にトーマスが3ポイントを撃つが、そうそう決まらない。リバウンドを取ったセルティックスが速攻を仕掛け、ゴール下まで攻め込んだジェイレン・ブラウンがレイアップを放つが、急いで戻ったゲイリー・ペイトン2世がこれをブロック。会場に歓声が上がる。

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セルティックスはジェイソン・テイタムが個人技で押し込み、レイアップを放つも外れる。変わって速攻を仕掛けるウィザーズであったが、ジョーダン・マクレーのレイアップを、ダニエル・タイスがブロック。ヘイワードからボールをもらったタイスがレイアップに入るが、今度はマヒンミがブロックで返す。ディフェンス合戦になってきた。しかもファウルの笛も吹かれない息詰まる展開に。
 
ボストンはマーカス・スマートが3ポイントを外す。ワシントンは、ボールを持ったアイザイア・トーマスがヘイワードに押し込まれて、危うくルーズボールになりそうなプレイぶり。最後はマクレーのジャンプシュートがテイタムにブロックされる。ボストンの攻撃で、トップからボールをもらったヘイワードがフローターショットを撃つ際に、ボンガがファウルを取られ、フリースローを与える。1本しか決まらなかったものの7-6に。ウィザーズは、トップでボールをもらったアイザイア・トーマスのドライブからのフローターが決まって9-6に。
 
ボストンはマーカス・スマートのスリーが入らない。ワシントンの攻撃もマヒンミのシュートが入らず、リバウンド争いでも負けて、ボストンに速攻を仕掛けられる。ジェイレン・ブラウンが見事なドリブルを魅せて、ゴール下からのレイアップシュートで9-8。ワシントンは、マヒンミがトップでボールをもらい、翻ってゴール下へドリブル、代わったセンターのエネス・カンター(背番号11)と交錯してファウルをもらう。だが、フリースローは1本しか決まらず10-8。ボストンはテイタムがサイドステップしてジャンプシュートを放つが、これも決まらず。変わったウィザーズはジョーダン・マクレーが一人でドライブし、ジャンプシュートを沈めて、12-8に。 

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セルティックスは、ブラウンが3ポイントを外す。ウィザーズも、マクレーが3ポイントを外すが、リバウンドを確保、セカンドチャンスでマクレーは今度はレイアップを撃つがディフェンスに阻まれる。セルティックスは速攻に入るが、今度はブラウンのドライブからのレイアップを、きっちりウィザーズのディフェンスが止めた。アイザックボンガがそのまま切り込んでのレイアップシュートを決めて、14-8。ここでボストンがタイムアウトまさかのウィザーズがリードするゲームである。第1クォーター、残り5分48秒。

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タイムアウト明け、ボストンは、マーカス・スマートに代わってブラッド・ワナメイカー(G、背番号9)、テイタムに代わってジャボンテ・グリーン(F、背番号43)を入れてきた。ワナメイカーからカンター、ゴードン・ヘイワードと、ハンドオフ気味にパスをつないでいくが、ヘイワードがボールに手につかず、ゲイリー・ペイトン2世が手を出すと、ルーズボール争いになる。結局、ジェイレン・ブラウンのキックボールとなり、ワシントンボールに。ゲイリー・ペイトン2世のしつこくディフェンスに絡む姿は素晴らしく、父親を彷彿とさせる。しかし、ワシントンは、マヒンミが切れ込むがカンターのブロックに遭い、ターンオーバー。ボストンは、アウトサイドのワナメイカーがドライブし、フローター気味のシュートを撃つが外れる。しかし、カンターがリバウンドを抑え、ファウルをもらう。再開後、ヘイワードがトップからの3ポイントを見事沈め、14-11。だが、ヘイワードは、その後のディフェンスでマヒンミと交錯しファウルを取られ、時計が止まる。
 
残り4分43秒、ワシントンはここでようやくベンチメンバーを入れてきた。前のデンバー戦、大活躍したトロイ・ブラウンJr.(F、背番号6)が、ゲイリー・ペイトン2世に代わってイン。アイザイア・トーマスは自分の前が空いたと思うと、すぐにジャンプシュートを撃つが外れる。ボストンは、トップでボールを受け取ったジャボンテ・グリーンが、ディフェンスが来ないと見るや、ドライブからフィンガーロールを決めて14-13。流れに乗り切れず、引き離せないウィザーズだが、ジョーダン・マクレーはジャンプショット外すが、マヒンミがリバウンドを取り、トロイ・ブラウンJr.に渡すと、そのままドライブしてフローターを沈め、16-13。コートに出ると、すぐに得点を決める調子の良さ、このゲームでも活躍しそうだ。
 
ボストンは、ジェイレン・ブラウンがドリブルから、ゴール下に入ろうとしたカンターにパスを合わせようとしたが、これがエアボールとなり、ターンオーバー。
ボストンの方が攻撃のリズムが合ってないかも。すると、ワシントンは、ゴールへ走り込んだアイザック・ボンガに、アイザイア・トーマスがロングパス。ボンガは追ってきたディフェンスに一度フェイクを入れて、レイアップを決め、18-13に。ボストンは、コーナーからヘイワードがスリーを撃つが入らず、リバウンドを取ったワシントンがまたも速攻をかける。トロイ・ブラウンJr.がゴール下に走り込んだアイザック・ボンガに合わせるが、リバースレイアップは外れて、リバウンドはセルティックスに取られる。だが、ボストンは次の攻撃を仕掛けようとしたとき、カンターがトラベリングをコールされ、またもターンオーバー。どうにもちぐはぐな攻撃である。
 
残り3分6秒、ウィザーズはここで前の試合のスター、イシュ・スミス(G、背番号14)が、アイザイア・トーマスに代わって、ようやく登場、そして、マヒンミに代わり、アンジェス・パセチニクス(F、背番号18)も入る。セルティックスは、ジェイレン・ブラウンが下がり、カーセン・エドワーズ(G、背番号4)が入る。ワシントンは、ジョーダン・マクレーがまたもドライブからのレイアップを外す。今日は調子が良くないみたいだ。だが、ボストンは次の攻撃で、エドワーズからヘイワードに渡し、攻め込む機会をうかがう中で、ペイントにいたエネス・カンターがディフェンスにつかまり、3秒バイオレーションでターンオーバーとなり、ワシントンボールに。まさに何だかなぁの展開。ここでタイムアウト、残り2分44秒。
 
タイムアウト明け。ボストンはカンターを下げて、グレッグ・ウィリアムス(F、背番号12)を投入。ワシントンはジョーダン・マクレーを下げて、ギャリソン・マシューズ(G、背番号24)を入れてきた。だが、ワシントンの調子は上がらない。イシュ・スミスからトロイ・ブラウンJr.とつなげるが、パセチニクスがジャンプシュートを外す。ボストンは、ヘイワードの3ポイントが決まらない。続くワシントンは、スミスからコーナーのトロイ・ブラウンJr.がスリーを撃つが、これも外れる。そのリバウンドが大きくはずんで、セルテッィクスが速攻に転じる。ヘイワードがゴール下に走り込んでのレイアップを沈め、18-15に。ウィザーズは、スミスからパセチニクス、マシューズ、ボンガと短いパス回しで崩し、ボンガが反転してディフェンスを置き去り、ゴール下に切り込み、レイアップを沈めた20-15。すると次のセルティックスの攻撃で、ジャボンテ・グリーンからギャリソン・マシューズがスティールをしてターンオーバーを奪う。敵陣に攻め上がると、イシュ・スミスがドリブルでディフェンスを翻弄し、最後はレイアップを沈めるというお得意のパターンが飛び出した、これで22-15。
 
ボストンは相変わらず攻撃がちぐはくで、ワナメイカーが3ポイント外し、しかもリバウンド争いで、グラント・ウィリアムスがファウルを取られて、フリースローを献上。パセチニクスは1本しか決められなかったが、これで23-15。ボストンはヘイワードとジャボンテ・グリーンを下げ、テイタムとダニエル・タイスを戻す。すると、セルティックスは次の攻撃で、テイタムがドライブから切り込み、反転しながら難しいレイアップを沈めた、23-17。ウィザーズは、イシュ・スミスがドリブルでコートを自在に横切りながらチャンスを窺う。外のボンガに渡すと、ドライブで駆け上がるがシュートは外れる、だがリバウンドはウィザーズが確保、トロイ・ブラウンJr.からコーナーのマシューズに渡し、マシューズはドライブで中に切り込み、外のイシュ・スミスにキックアウトすると、スミスはそこで3ポイントシュートを見事成功、26-17。これはウィザーズ、また勝つんじゃないか? 完全に前のデンバー戦のゲームがよぎった感じだ。後で楽天NBAの中継映像を見て気づいたのだが、この日は八村は試合会場に来ていたね。
 
残り22秒、ボストンはワナメイカーがドリブルで上がり、最後の攻撃を仕掛ける。エドワーズがボールを受け取ると、駆け上がりレイアップを狙うが外れる。タイスがリバウンドに体を合わせ、チップインさせようとするが、リングに嫌われ、26-17で第1クォーター終了。まさかのウィザーズ9点リードであった。
 
第2クォーターは、ウィザーズのボールから始まる。メンバーは、ボンガがゲイリー・ペイトン2世に代わった以外は、第1クォーター終了時のまま。イシュ・スミスがシュートを撃ちかけたところを、ジェイソン・テイタムにはじかれ、ヒヤッとした場面があった。ゲイリー・ペイトン2世のスリーが外れて終わると、セルティックスはテイタムが本気を出してきた。ペイントゾーン手前でシュートをもらうと、ゴールに背を向けて、徐々にポストアップしていき、フックシュートを沈める、26-19。トロイ・ブラウンJr.がついていたが、こうなると1対1では止められない。ワシントンは、ゲイリー・ペイトン2世が、ゴール下に走り込んだイシュ・スミスに合わせるが、シュートを撃てずに外のギャリソン・マシューズに戻す。難しいスリーポイントシュートをを撃たされて終わったマシューズだが、ディフェンスに戻る時に足首をひねったのか、ボストンの攻撃中に倒れ込んでしまい、ロッカールームに下がってしまう。結局、捻挫ということで、この試合はもう出られないことに。せっかく2way契約からチャンスをもらったのに、こんなことになってしまうのだから、先は本当にわからない。

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代わりにジョーダン・マクレーが戻って、試合再開。セルティックスは、カーセン・エドワーズがコーナーからスリーを撃って外すが、リバウンドを奪って、チャンスが続く、再びエドワーズからトップにいたテイタムにボールが渡ると、そのままドライブで切り込んでいき、ディフェンスに体を当てながらレイアップシュートを沈める、これで26-21。
 
ウィザーズは負けじとイシュ・スミスが攻勢をかける。ドリブルから相手の隙をついた一瞬のジャンプシュートを放ち、これが決まり28-21に。すると、ディフェンスでも、テイタムのボールをジョーダン・マクレーがはじいてターンオーバーに。しかし、速攻をかけようとしたウィザーズであったが、ロングパスをスティールされて、ターンオーバーを返されてしまう。だが、テイタムの攻撃を、ディフェンスについたトロイ・ブラウンJr.が止めて、ミスショットで終わらせると、次の攻撃でイシュ・スミスがドライブからポストのパセチニクスに渡し、フックシュートが決まって、30-21に。ボストンは、ワナメイカーがエルボーからのジャンプシュートを外し、得点が入らない状態。だが、パセチニクスのファウルをしてしまい、時計が止まる。残り9分1秒。

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セルティックスはエドワーズを下げて、マーカス・スマートを戻した。ワナメイカーのイージーに思えたレイアップをまたも外す。すると、ウィザーズはここぞとばかりイシュ・スミスがドリブルで付きつ離れず相手を翻弄。中へ切り込んで、フェイントをかけながらのフローターシュートがはまって、32-21とついに10点差がついた。

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ウィザーズは、パセチニクスがまたもファウルを取られて、アドミラル・スコフィールド(F、背番号1)を入れる。さらにトロイ・ブラウンJr.もファウルを取られ、フリースローを献上。ダニエル・タイスは2本とも決めて、32-23に。セルティックスは、ワナメイカーを下げて、ジェイレン・ブラウンを戻す。ウィザーズのジョーダン・マクレーがスリーを外すと、逆にセルティックスのマーカス・スマートが3ポイントを決めた、32-26と6点差に戻す。すると、イシュ・スミスのドリブルに、ディフェンスの名手マーカス・スマートが立ちはだかると、ルーズボールを誘発させ、こぼれ球を拾い、ターンオーバーをもぎとり、反転速攻をかける。グラント・ウィリアムスがファウルをもらい、フリースローを獲得。だが、2本とも外してしまう。なかなか差をつめられないセルティックスなのであった。
 
残り7分22秒、ウィザーズは、スコフィールドとゲイリー・ペイトン2世を下げ、イアン・マヒンミとアイザイア・トーマスを戻した。トロイ・ブラウンJr.がドライブの際に、グラント・ウィリアムスからファウルをもらってフリースローを獲得。1本しか入らなかったが、33-26に。グラント・ウィリアムスは、サム・オジェレイ(F、背番号37)と交代。テイタムも下がり、ゴードン・ヘイワードが戻った。だが、ボストンは、ジェイレン・ブラウンがどフリーで3ポイントを撃つタイミングがあったがまたも外す、それでもリバウンドを取って、今度はオジェレイが3ポイントを撃つが、これも外れる。
 
ワシントンはそこから攻撃に転じる。マヒンミはインサイドに攻め込まず、コーナーのトロイ・ブラウンJr.にキックアウト、そこからトップのマクレーに、ドライブからレイアップを放つが外れる。だがリバウンドをマヒンミが力技でもぎとり、ゴール下に残っていたマクレーにパス、マクレーはそのままリバースレイアップを決めて、35-26に。
 
ボストンは、マーカス・スマートが1人、気を吐いて対抗する、タイスのスクリーンを使ってスリーポイントを放ち、見事成功、35-29。ワシントンは、イシュ・スミスがドリブルから、トップでフリーになっていたアイザイア・トーマスにパス、だがスリーポイントは外れる。ボストンは再びスマートがスクリーンを使ったスリーポイントを撃つが、さすがに3連続成功とはいかなかった。
 
ワシントンはイシュ・スミスがコーナーからドライブで中へ切り込んでいく流れで、トップから走ってきたアイザイア・トーマスにパスしてレイアップを撃たせる。シュートは外れるが、ファウルでフリースローはもらう。トーマスは1本しか入らなかったが、これで36-29。ボストンは、タイスを下げて、カンターを戻した。第2クォーター、残り5分30秒。
 
ボストンは、ヘイワードが3ポイントを撃つが、またも外れる。ワシントンは速いペースで攻撃に転じるが、ジョーダン・マクレーのジャンプシュートは外れる。ジェイレン・ブラウンはジャンプショットを外し、イシュ・スミスが1人で切り込みレイアップを放つが失敗。目まぐるしく攻撃が切り替わる中、ここで決めたのは、やはりマーカス・スマートの3ポイントだった。36-32。ディフェンスを外しての、スライドステップのフェイクをはさんでのシュート、見事というしかない。
 
それでもまだ今日のウィザーズには余裕があった。トロイ・ブラウンJr.がドライブからのフローターシュートで、38-32とリードを譲らない。しかし、アイザイア・トーマスが、ドライブするジェイレン・ブラウンにファウルし、フリースローを与えてしまう。2本とも決められて38-34。それでもイシュ・スミスは健在だった。緩急をつけながらのドリブルで一瞬の隙をついての電光石火のようなレイアップで40-34。セルティックスは、いかにパス回しで崩していこうとしても、スマート以外はスリーポイントが入らない。ジェイレン・ブラウンのシュートは外れ、またもウィザーズが速攻。ジョーダン・マクレーのドライブのフィンガーロールが決まって、42-34に。ここでボストンがタイムアウト、残り3分13秒。

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タイムアウト明け、ワシントンは先ほどのシュートで、相手のファウルがコールされなかったことにジョーダン・マクレーが抗議したことでテクニカルファウルが取られ、フリースローを与えてしまった、これで42-35。ボストンは、オジェレイを下げて、テイタムを戻す。しかし、マーカス・スマートがフェイダウェイを外し、相変わらず有効な攻撃ができない。一方、ワシントンは、アイザイア・トーマスがサイドからドリブルで上がり、ミドルシュートを沈めて、44-35。すると、今度はマヒンミがなんとテイタムのシュートをブロック。ウィザーズは、ディフェンスも機能しはじめてきた。トロイ・ブラウンJr.がボールを見失いターンオーバーとなり、速攻は成功しなかったが、続くジェイレン・ブラウンのシュートもミスショットに追い込んだ。だが、リバウンドをカンターに取られ、セカンドチャンスを許して、44-37になった。

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残り2分を切り、ウィザーズはリードを保って折り返そうと攻撃のリズムを遅くする。アイザイア・トーマスのパスが、テイタムにはじかれるが、ルーズボールをイシュ・スミスが確保し、事なきを得ると、再びフリーになったアイザイア・トーマスにパス。3ポイントシュートが成功し、47-37の再び10点差に。アイザイア・トーマスはプレイがいちいち心配で見ていられない。
 
セルティックスも必死になってきた。スマートからヘイワードの速いパス回しで、コーナーでフリーになったジェイレン・ブラウンに渡すが、3ポイントは入らない。リバウンドをマヒンミが取られるが、テイタムがはじいてルーズボールにさせる。しかし、ボールはイシュ・スミスに確保され、そのまま速攻をかけられるが、アイザイア・トーマスのフローターは外れ、リバウンドを奪う。逆に速攻を仕返し、ジェイレン・ブラウンがレイアップを決め、さらにファウルももらってフリースローを獲得。これで47-40に。ウィザーズはトロイ・ブラウンJr.を下げて、アイザック・ボンガを戻した。残り1分3秒。
 
ワシントンは、ボストンのディフェンスのプレッシャーに苦しみ、アイザイア・トーマスはボールをリリースしてしまったりするのだが、それでもボールをキープ、後方にいたジョーダン・マクレーがディープスリーを放つと、見事にネットに突き刺さった、これで50-40に。

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残り35秒、ボストンは、マーカス・スマートが光速のスリーを放つが、入らず。
リバウンドはマヒンミが押さえた。攻撃に転じたウィザーズは遅れてペイントに入って来たマヒンミに渡し、シュート、そこでファウルをもらい、フリースローを得る。マヒンミが1本しか決められないのはご愛敬で、51-40に。ウィザーズは、トーマスとイシュ・スミスを下げて、ゲイリー・ペイトン2世とトロイ・ブラウンJr.と交代。
 
残り24秒、ボストン最後の攻撃となるか、スマートがドリブルで上がり、トップの位置へ。時間をかけて周りを見渡しながら、ヘイワードがスクリーンに来ると、自らドライブして切り込んでレイアップを放つ、だがジョーダン・マクレーがブロック、しかし、こぼれ球はボストンのカンターの元に、シュートを放つが失敗、カンターが再びリバウンドを取るが、ここで第2クォーター終了。51-40、なんとウィザーズが11点リードで折り返すという信じられない展開となった。

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ボストン・セルティックスは、なんと前半のフィールドゴールが、14/48の29.2%というさびしい結果だった。うち3ポイントは19本中5本の26.3%である。見た印象では、ウィザーズのディフェンスが良かったというよりも、単にセルティックスが外しまくっていたという感じだった。一方のワシントン・ウィザーズフィールドゴールは、21/45の46.7%、この数字がそのまま結果を物語っている。リバウンドやターンオーバーの数はほぼ変わらない。ちなみにベンチメンバーの得点が、ボストンの4に対し。ウィザーズは19。普通のチームならすごいことだが、ウィザーズならば、もう納得の数字である。

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ハーフタイムになってもワシントンの観客は高揚していた。ただ、自分の席のまわりはボストンファンばかりなので面倒くさい。そして、気づいたことだが、せっかく1列目といういい座席にもかかわらず、写真を撮っていても、セルティックスのヘッドコーチ、ブラッド・スティーヴンスがほぼ前にかぶっているのだ。彼は常にベンチに座らず、コートサイドをうろちょろと行ったり来たりするスタイルなのだから仕方ないといえば仕方ないのだが、実に面倒くさい。これからセルティックス戦のゲームでは、いい席であっても、ボストン側のベンチ近くの席は取るべきではないなと肝に銘じる。これは1つの教訓ということで。 

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ワシントン・ウィザーズが2戦続けての金星となるか、その期待は高まるが、決して都合のいいようにいかないのがバスケットボールである。運命の後半が始まる。