2020/01/04 Washington Wizards vs. Denver Nuggets @ Capital One Arena (NBA Basketball) ②

キャピタル・ワン・アリーナ2日目、ワシントン・ウィザーズデンバー・ナゲッツ。八村はケガでしばらく出場しておらず、エースのブラッドリー・ビールも欠場する中、完全な負け試合だろうと思っていたのだが、前半は55-61とまさかのウィザーズリードで終了。前日と同じくポイントガード(PG)のイシュ・スミスが活躍を見せていた。ハーフタイム中は、昨日もアリーナ周りをぶらぶらしていたので、特別変わっているものはないのだが、一応出かけた。

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後半はデンバーの攻撃から。いきなりウィル・バートンがジャンプショットを沈めて57-61、さらにルーズボールファウルがあったということでフリースローも与えられ、58-61。さらにウィザーズは、次の攻撃でトラベリングを犯しターンオーバー。ナゲッツは、ジャマール・マレーがステップバックのジャンプシュートを決めて、60-61の1点差に。こういう展開はそもそも予想通りなので、見てる方は驚きもしないのだが、バスケットは一瞬で戦況が変わるからこわいもんだ。

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ウィザーズは、後半PGをアイザイア・トーマスに戻した。ジョーダン・マクレーがジャンプシュートを放つも外れるが、イアン・マヒーミがリバウンドをプットバックし、60-63に。するとナゲッツは、二コラ・ヨキッチとマレーのコンビの展開が生きて、マレーの3ポイントが決まる、これで63-63の同点に。ナゲッツがスリーが決まり出したらいよいよヤバい感じだ。

 
ウィザーズはどうももたもたした印象。それでもナゲッツディフェンスからファウルをもらい、トーマスがフリースロー2本を決めて、63-65。その後、ウィザーズはなんとかディフェンスで踏ん張り、得点を与えない。しかし、オフェンスはどうもちぐはぐで、ボールが手につかない。ラッキーが続いてなんとかボールを失わずに済んでる感じ。ショットクロックギリギリでトーマスのドライブからフローターが入って63-67。
 
ナゲッツはまたもヨキッチとマレーのコンビ。マレ―がヨキッチのスクリーンを使い、ペイントへ入りレイアップを沈める、トーマスのファウルもあり、3点追加し66-67。ウィザーズはマクレーが切り込みファウルをもらいフリースロー2点を追加した(66-69)。ナゲッツは組織的攻撃を仕掛ける。マレ―、ヨキッチ、ゲーリー・ハリス、さらにマレーから外のウィル・バートンに渡し、3ポイントが決まったと思いきや、先にポール・ミルサップのオフェンスファウルがあったということで無効に。ウィザーズはなんとか助かったとしか言いようがない。しかし、次の攻撃で、トーマスがジャマール・マレーにボールをはたかれスティール、そのまま速攻のダンクシュートを決められる(68-69)。いずれはこうなる形だったのか…。またも次の攻撃で、トーマスはジャンプシュートをマレーにブロックされて、ターンオーバー。ボールをもらうタイミングもフェイクのスリーもドライブも何もかも見透かされているかのようだった。ナゲッツは、ヨキッチがペイントにドライブしていく流れでディフェンスを引き付け、追いかけてきたミルサップにボールを渡し、ダンクシュートが決まり(70-69)。鮮やかに逆転したところで、ウィザーズのタイムアウト

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ウィザーズは、PGをイシュ・スミスに変えてリスタート。しかし、ジョーダン・マクレーがターンオーバー。昨日大活躍した男だが、今日はなかなかうまいことはいかない。それでもナゲッツの攻撃を抑えたが、マクレーは3ポイントも入らない。続くナゲッツの攻撃では、ミルサップにファウルを与えてしまい、フリースロー2点を献上、72-69。ウィザーズは、相手のオフボールファウルでフリースロー1点を追加しただけ(72-70)。イシュ・スミスに代わってもなかなかリズムに乗れない中で、ようやくペイントでのジャンプシュートが入って、72-72の同点に。
 
だが、ナゲッツはやはり本調子ではなかった。ヨキッチは、マヒンミからファウルをもらいフリースローを得るが、これを2本とも外す。さらに、ウィル・バートンは3ポイントを外す、味方の攻撃が続くのだが、ボールをもらってもジャンプシュートも入らない。

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すると、ウィザーズはイシュ・スミスが攻撃をリセットし、ミドルシュートを決めて72-74と再びリードした。だが、ディフェンスはマレーを止められず、ファウルでフリースロー2点を与えて、再び74-74の同点。するとイシュ・スミスは先ほどとは逆側のペイント外からのミドルシュートを決めて、74-76に。

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第3クォーター残り5分を切り、ここから一気にペースが速まり撃ち合いに。ナゲッツゲーリーハリスがヨキッチからハンドオフされると、するするっと中に入り込んでレイアップを決める(76-76)。ウィザーズは、ゴール下まで進んだイシュ・スミスが外コーナーのトロイ・ブラウンJr.に渡すと、彼はそのまま切り込んでレイアップショットを沈める(76-78)。ナゲッツは、マレーが一度ヨキッチに渡したボールを再びもらって、またもスリーポイントを決めた(79-78)。ウィザーズは、イシュ・スミスがジョナサン・ウィリアムズとのコンビで攻め、最後は一度離れたウィリアムズに渡しダンクを決めさせた(79-80)。ナゲッツはやはりマレーとヨキッチだが、ヨキッチは自身ではスリーを撃たず、調子のいいマレーに戻し、ゴール下に切り込みリバースレイアップを決める(81-80)。ウィザーズは、イシュ・スミスがドライブでペイントに入り、外のマクレーにキックアウトパス、マクレーはコーナーのトロイ・ブラウンJr.に渡し、彼はドライブしつつの反転してのフェイダウェイショットに成功(81-82)。昨日がマクレーなら、今日はトロイ・ブラウンJr.である、日ごとにスターが変わるウィザーズである。

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ナゲッツは、マレーがドライブしてオープンになったトップのヨキッチにパスをするが、それでもスリーは決まらない、逆にウィザーズはそのままイシュ・スミスが速攻で切り込みゴール下でレイアップを沈める、これで81-84となり、ナゲッツタイムアウトを取る、第3クォーターは残り3分15秒。それまでとは打って変わったテンポの速い撃ち合い。完全にイシュ・スミスのペースコントロールであり、これにナゲッツは前半乗せられてひどい展開になったのを、また繰り返しているのであった。
 
タイムアウト明け、ナゲッツはマレーがドライブして中に入り、メイソン・プラムリーにパスしようとしたボールが、相手ディフェンダーに当たり、ファンブル。こぼれ球をイシュ・スミスが拾い、ファストブレイクをかける。相手ディフェンダーの位置を確認したスミスは、コーナーのギャリソン・マシューズにパス、3ポイントが決まって81-87と突き放す。しかし、次のナゲッツの攻撃で、マレーのスリーポイントシュートに、トロイ・ブラウンJr.がファウルを取られ、3本フリースローを与えてしまう。マレ―はフリースローを外すわけもなく、84-87。 

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ウィザーズはイシュ・スミスで仕掛け続ける。トップで相手ディフェンスの動きを見極めつつ、自らドライブしながら、空いたジョナサン・ウィリアムズにパス、フックシュートが決まり84-89。ナゲッツはヨキッチをベンチに下げた。マレ―からの速い展開で、ウィザーズに対応する流れか、代わったマリク・ビーズリーがレイアップを決めて、86-89。しかし、ウィザーズは、またもイシュ・スミスのドライブから今度は空いたアンジェスパセチニクスにボールを渡し、レイアップシュートが入り、86-91。先ほどと左右はちがうがほとんど同じ動き。完全にイシュ・スミスに乗せられているナゲッツ、またもここでタイムアウト残り1分47秒。
 
ナゲッツは、モンテ・モリスとウィル・バートンで攻め上がる。メイソン・プラムリーがペイントでゴリゴリ押し込む中でパセチニクスからファウルをもらってフリースローを得るが、彼はフリースローが入らない。リバウンドを自ら取るも、そこからのシュートも外す。一方、ウィザーズは、イシュ・スミスがトップを縦横無尽に動き、穴が開いたと見るやドライブをかける、レイアップは外したが、パセチニクスがリバウンドを拾ってゴールに戻し、86-93。ナゲッツは、ウィル・バートンがスリーを外し、ジェレミ・グラントがドライブしながら押し込んで、88-93とするのが精一杯。

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第3クォーター、残り30秒、イシュ・スミスは時間を使いながら、パセチニクスのスクリーンを呼び込み、スペースを見つけてドライブ、相手ディフェンダ―届かない絶妙の位置でジャンプシュートを沈める、これで88-95。残り5秒、ナゲッツはモンテ・モリスのジャンプショットのこぼれ玉をメイソン・プラムリーが戻して、90-95。これで第3クォーターが終了。なんと、まだウィザーズがリードをしているという信じられない展開である。

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最終第4クォーターは、そのままイシュ・スミスを残したウィザーズの攻撃から。ギャリソン・マシューズの3ポイントは外れる。ナゲッツはモンテ・モリスが残っている、彼がドライブする中で、どフリーになっていたマリク・ビーズリーが3ポイントを決めて、93-95に。しかしナゲッツはディフェンスでファウルが続き、攻勢には出られない。ウィザーズは、イシュ・スミスがフェイントをかけてミドルシュートを放つも外れるが、またもゴール下のパセチニクスがリバウンドを押し戻して93-97に。ナゲッツは、マリク・ビーズリーからジェレミ・グラントに渡し、ペイントに押し込みながらシュート成功、ギャリソン・マシューズがファウルを取られて3点プレイに、96-97と1点差に詰め寄った。
 
ウィザーズは、ギャリソン・マシューズがまたもスリーを失敗。すると、ナゲッツはモンテ・モリスからビーズリーグラントとパスをつなぎ、またもビーズリーが3ポイントを沈めて、99-97と逆転。ウィザーズは、イシュ・スミスがドライブから切り込んだフローターシュートで99-99と同点に追い着く。ナゲッツは、モリスが中へ切り込む流れで、空いたメイソン・プラムリーに渡し、ダンクシュートで101-99。すかさずイシュ・スミスがスロットルを上げてドライブ、ゴール下にいたフリーのアイザック・ボンガに渡し、レイアップが決まり、101-101の同点。

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ナゲッツは、グラントがオフェンスファウルを取られ、ターンオーバー。するとウィザーズは、トロイ・ブラウンJr.がトップでボールをもらい、エルボーでジャンプシュート、シュートは外れるが、リバウンドが自身のところに戻ってきて、今度はステップインしてのレイアップが決まり、101-103となったところで、ナゲッツタイムアウト
 
残り9分を切った。デンバーはなおもモンテ・モリスらセカンドユニットが残る。またもビーズリーに渡すが今度はスリーは決まらない、トロイ・ブラウンJr.がリバウンドを取り、速攻をかけるが、ボールをもらってゴール下に走り込んだマシューズは止められる。イシュ・スミスがジャンプショットを放つが外れ、リバウンドも相手に取られたが、相手のファウルがあり、ボールは戻ってきた。今度はイシュ・スミスがドライブからレイアップを放つ。相手に止められたがゴールテンディングが取られて、101-105と2点追加。
 
ここからイシュ・スミス劇場が始まる。モンテ・モリスのドリブルを後ろからスティールしてボールを確保すると、そのまま攻め込み、緩急をつけてフェイントをかけながら、得意のミドルシュートを決める(101-107)。ナゲッツは、モリスからビーズリースリーポイントこれも外れ、リバウンド争いに勝ったウィザーズはそのまま速攻をかける。トロイ・ブラウンJrが中に走り込んだパセチニクスに合わせる。シュートは外れたがフリースローをもらい、1本決めて101-108に。

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ナゲッツは、ヨキッチ、マレー、ハリスを戻した。ウィザーズディフェンスはファウルを取られるが、サイドラインから再開したボールを、トロイ・ブラウンJr.がスティール、またも速攻に転じる。ここでイシュ・スミスがボールをもらい、ペイントの中から外をスルスルと動き、隙を見つけてまたもミドルシュート、これが決まり101-110と9点差となり、ナゲッツタイムアウト

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残り7分を切った。ナゲッツはヨキッチがボールをもらってゴール下へ。フックシュートを外したが、リバウンドを取り、攻撃続行、外のウィル・バートンに渡すがスリーポイントは決まらず、またもヨキッチがリバウンドを奪い、ゴール下の争いから今度はフックシュートを沈めて、103-110に。こういう攻防こそ、ナゲッツの強みであるのだが、今日はなかなか見られなかったね。ウィザーズは、イシュ・スミスが再び攪乱しながらのステップワークでレイアップを放つが外れる。だが、リバウンドをボンガが取り攻撃続行、パスを1つ挟んで自身に戻した後、切り込んでシュートを放つ。外れるがフリースローをもらい、2本決めて103-112に。

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ウィザーズのディフェンスは、ヨキッチにも対応する。アウトオブバウンズにさせた後、マレーのシュートもミスさせて、リバウンドを取り、速攻に転じる。イシュ・スミスは縦横無尽に動き回り、ペイントゾーンを横切った後で、踵を返して、ジャンプシュートを沈める。103-114と差は10点差以上に広がった。イシュ・スミスは、ナゲッツの強力スターター陣相手にも全く臆するところがない

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点差が開いたナゲッツは、ヨキッチがすぐにスリーを放つが、これも決まらない。それでもリバウンドを確保、ハリスが攻防の中、ミルサップに渡す。ゴール下へ押し込みレイアップを放つが外れ、リバウンドも取れない。逆にウィザーズは、攻め込む中で、スミス、ブラウンJr.、マシューズと渡して、ミルサップのファウルを誘い出す。マシューズはフリースローを1本しか決められなかったが、103-115に。

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ナゲッツは、マレーからヨキッチの流れでフローターを放つが、これも決まらず、リバウンドはウィザーズの手に。イシュ・スミスがボールを持ち、ドライブするスペースをうかがうのかと思いきや、今度はスリーポイントを放ち、これが見事にゴールに吸い込まれる、103-118。なんと、これでこの日、32得点、こうなると、本当に誰も止められない、会場は歓喜の渦に。ナゲッツタイムアウト

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残り5分を切り、ウィザーズファンには勝利も見えてきたが、まだ先は長い。それほどまでにここまでが濃密な数分間だった。ナゲッツは、ゲーリーハリスが切り込んでリバースレイアップを放つが決まらない。リバウンドはまたもウィザーズ。ボンガが中へ突破するが、外にキックアウト、スミスはコーナーのマシューズにパスするが、スリーは決まらない。ナゲッツは、ウィル・バートンがドライブしながらのレイアップ、ファウルをもらいフリースロー2点を返した(105-118)。
 
ウィザーズは、イシュ・スミスがペイントへ運びディフェンスをひきつけ、ジョナサン・ウィリアムズに渡すが、フックシュートは入らず。ナゲッツは攻勢に転じるが、ヨキッチはトップでボールをもらい、十分な間があったのに、スリーを放たない。結局、ビーズリーが無理なショットを撃ってエアボールとなり、ウィザーズの攻撃に。ボンガが時間を使いながらも、行けるとみるや、ドライブで突っ込んでスピンムーブをかけてのレイアップを沈めた、105-120。ナゲッツは、ビーズリーがゴール下のヨキッチに渡すが、ボールが手につかずお手玉、シュートもできずに、ウィザーズの手に渡る。ヨキッチが、ただのでくの坊になってしまってるよ。

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残り3分を切った。ウィザーズは時間をいっぱいに使い切ることをせずに、隙があれば狙っていくようだ。イシュ・スミスは縦横に動き回りながら、ジャンプシュートを放つ。外れるが、リバウンドをジョナサン・ウィリアムズがプットバック(105-122)。ナゲッツは、マレーがドライブからのレイアップを放ち、ファウルをもらい3点プレイに、108-122。1人意地を見せるものの、ここでヨキッチとハリスはベンチに下がった。
 
イシュ・スミスは、ハーフコートの高い位置から様子をうかがい、相変わらず隙を見てドライブをかける。だがシュートは外れて、リバウンド争いで味方がファウルを取られ、フリースローを与えてしまう。マレ―が2本決めて、110-122。ウィザーズはパスを回しながら時間をかけて、イシュ・スミスはそれでも中へ攻め入っていく。ゴール下のボンガに渡し、フェイントかけゆっくりと決めた(110-124)。

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残り2分を切った。マレ―は1人、気を吐き、ドライブからレイアップを沈める、112-124。チームはインテンショナルファウルで、相手にフリースローを与える。マクレーが2本決めて、112-126。ナゲッツは、マイケル・ポーターJr.がダンクを決めて114-126、ウィザーズはもうほぼディフェンスをせず、お愛嬌だ。残り1分、ウィザーズは時間をかけて攻めながらも、ジョーダン・マクレースリーポイントを撃つ、外れるがリバウンドを味方のボンガが取って攻撃続行、マクレーは今度はドライブしてのレイアップが決まり、114-128。ナゲッツは、モンテ・モリスがスリーを撃つが外れ、リバウンドはやはりウィザーズへ。時間をかけて攻めながらも、マクレーショットクロック前にスリーを放つ。強豪相手の勝利だから味わえる至福の時間だ。最後はモンテ・モリスがレイアップを外し、そのまま試合終了。まさにベンチメンバーでもぎとった、番狂わせの大勝利となった。 

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主なスタッツを見てみると、ワシントンで注目すべきは、イシュ・スミスが32得点、8アシスト、3スティール。トロイ・ブラウンJr.が25得点、14リバウンド。アイザック・ボンガが15得点。アンジェス・パセチニクスが13得点、8リバウンド。ジョナサン・ウィリアムズが12得点、8リバウンド、3ブロックといったところか。恐るべきはベンチメンバーのスコアで、なんと92得点を取っているところだ。もうスターターも何もあったもんじゃない。ちなみに上記でこの日スターターだったのは、ジョナサン・ウィリアムスのみである。

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デンバーは、ジャマール・マレーの39得点、4アシスト。二コラ・ヨキッチが14得点、10リバウンド、4アシスト。ポール・ミルサップが12得点、5リバウンドといったところくらいか。ヨキッチがそれでも14得点を取っていたというのが驚きである、それだけ今日は影が薄かった。ちなみにナゲッツのベンチメンバーの得点は32、普通はそんなもんである。

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チームスタッツとしては、フィールドゴール%が。ウィザーズ54.9%、ナゲッツ46.0%。スリーポイント%が、ウィザーズ37.5%、ナゲッツ20.7%。ナゲッツは29本撃って6本しか決まっていないから、いかにひどいかがわかる。ただ、調子が悪かったのは明らかで、ウィザーズのディフェンスが良かったからというわけではないのが悲しいところだ。リバウンドは、ウィザーズ49本、ナゲッツ33本、中でもオフェンスリバウンドが、ウィザーズ14本、ナゲッツ9本と差が出ている。まあ、これも見ている分には、結構ラッキーだったところがあったなという感想である。
 
この試合で、ナゲッツは43勝22敗。ウィザーズは24勝40敗となった。八村がいたとしてもそんなに成績は変わらないだろうとある程度予想はしていたが、その八村もいなくなって、すでにプレイオフは無理だろうと思う状況ではあるが、それでもなかなかの希望を見せてくれた試合であり、それを私が行った時に観れたということは幸運であった。2試合続けて圧倒的な存在感を見せつけたイシュ・スミスを、ウィザーズは次戦どうするのか、楽しみになってきた。

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実は、キャピタル・ワン・アリーナには、今回の旅であと2回来る予定にはなっているのだが、これほどいい試合はなかなか見ることができないだろうなと思ってしまうのであった。しかし、うれしいことに、その期待は見事に裏切られることになるのであるが…。
 
さすがに1日バスケットのゲームを2試合観ると疲れる。アリーナのオフィシャルショップの八村グッズは、昨日と同じくサイズなど、品切れになっているものが多い。もう試合にも出ていないから、このまま入荷することもないのかなと思いながら、まだ淡い期待を抱くことにする。試合後、アリーナ周りのレストランや八村行きつけと噂される日本食の店をのぞいたりしたが、結局、お腹はもう空いていないので帰る。アリーナに行く旅の日々では、なかなか現地のレストランに入ることがない。アリーナでは食べ物はそんなに安くはないし、お腹も減ってないし、やはりもったいないという結論になってしまうのだ。明日、1月5日もまたここキャピタル・ワン。アリーナに来るのだ。